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高校生の自己肯定感は高い?低い?(国内外の比較)

大手前丸亀高等学校
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(左から)2年 
京極 舞 さん、上村 美優椛 さん、合田 彩弥 さん

何のテーマでどのように進めましたか?

私たちは「生徒の自己肯定感」をテーマにしています。インターネットを使って国内外の自己肯定感が高い人と低い人の特徴を調べてまとめたり、それをもとに自分たちでアンケートを作ってクラスで実施したりもしました。

どのように課題(テーマ)を見つけましたか?

自分たちの進路について考えようというところから、興味関心のある分野が近い生徒が集まって班を作りました。私たちは心理学に興味を持っていて、そのなかでも高校生が自分事としてとらえやすい自己肯定感をテーマに選びました。

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どういう流れで進めましたか?

クラスに自己肯定感に関するアンケートをとってみようと考え、そのための調べ学習を行いました。3人のメンバーのなかで、日本国内で調査された自己肯定感に関する資料や記事をリサーチする人、海外も含めた資料や記事をリサーチする人、そしてそれを受けてクラスメートに向けたアンケートを作成する人、という役割分担をしました。1学期の終わりにアンケートを行い、31人から回答を得ることができました。

進める上で困ったことは?

インターネットで調べ学習をしていると、自分たちに必要な情報だけを見極めるのが難しかったり、ときには情報が多すぎて自分が今何を調べようとしているかわからなくなったりすることもありました。また、クラスアンケートの結果からは、自己肯定感の高さと生活習慣などの関連性について共通点があまり見られませんでした。

それをどう解決しましたか?

困った、行き詰まったと思ったらすぐにメンバーに相談していました。それぞれ違う作業を分担していたので、客観的にアドバイスをし合えたと思います。また、各自が今どんな作業をしているかをリアルタイムで共有していたので、ほかのメンバーの作業を見て自分がやるべきことを決めたり、お互いにサポートしたりすることもできました。アンケートについては、クラスメートだけでは想像していたような結果が得られなかったので、さらに対象を広げて高校1年生と高校2年生にアンケートを実施し、最終発表をまとめる予定です。

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探究活動を進めていくポイントは?

まずは興味のある分野を選ぶことだと思います。そうすれば調べ学習も楽しくなると思います。そしてメンバーで役割分担をして、お互いの状況を常に共有しておくことも大切だと感じました。私たちは心理学の分野への進学を希望しているので、この探究活動を通して自分の将来に少しでも自信が持てるようになれたらと思っています。

(取材日:2023年12月22日)