メタバースを活用して地域の魅力を発信

探究活動のテーマは何ですか?
私たちはメタバースを活用して地域の魅力を発信する活動に取り組みました。メタバース空間のなかでさまざまな人が同時に交流したり情報交換したり、地域の魅力を知ったりできる仕組みを考え、自分たちでメタバース空間の作成に取り組みました。
このテーマを選んだ理由は?
メンバーの一人が「メタバース内で仕事ができてお金も稼げる」というニュースを見て、メタバースに興味を持ったのがきっかけです。でもほかのメンバーは「ゲームなどで接してはいるけどよく知らない」とか「メタバースがどう課題解決につながるのかイメージできない」など、メタバースに対する知識はほとんどない状態でした。そこで、まず本を読むなどしてメタバースについて深く調べて、自分たちで噛み砕いて考えた結果、地域活性のために活用できそうだと思ってテーマに選びました。
どのように活動を進めましたか?
メタバースを地域活性に活用した先行事例を調べたところ、岡山でそういった活動をしている人を見つけたので、すぐにアポをとって会いに行きました。その方から、誰でも無料で作れるメタバースのプラットフォームがあると教えてもらい、自分たちでメタバース空間を作ってみることにしました。

進める上で大変だったことは?
テーマ決めが一番大変でした。メタバースに決まるまでさまざまなアイデアを検討していましたが、なかなか決まらず苦労しました。また、メタバースを作る経験もはじめてだったので、慣れるまでは作業に時間がかかってしまい、一度作ったものが消えてしまうというハプニングもありました。
それをどう解決しましたか?
メタバースを作ることについては、作業に慣れるうちにスムーズにできるようになりました。テーマ決めに関しては、とにかくメンバー全員でいろんなアイデアを出し合いました。どんなアイデアも最初から否定せずに、「どんなものだろう」「ちょっと調べてみようか」とやってみることで、メタバース以外にもいろんな知識が付いたと思うし、結果的に自分たち自身もしっくりくるテーマになったと思います。

今後の課題は?
実はまだ、メタバースは完成していません。12月に試作の空間はできたのですが、その後いろいろな方から意見を聞くなかで改善の余地が出てきて、それを踏まえて製作を進めているところです。このテーマに取り組む前は、メタバースは「参加するもの」と思っていましたが、自分で作れるということにまず感動したし、もっと高度なことがしてみたいと思うようになりました。3年生になると受験勉強を優先させるので少し作業は中断しますが、大学に入ったらまたこの課題に取り組んで、メタバースを地域のために活用することを目標にがんばりたいです。私たちのメタバースができたらたくさんの人に遊びに来てほしいですね。