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姉妹都市交流で地域を活性化したい

香川県立観音寺第一高等学校
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(左から)2年 
大谷 美結 さん、大西 政弥 さん、藤村 桜花 さん

探究活動のテーマは何ですか?

私たちは姉妹都市提携を生かした地域活性をテーマに活動しました。姉妹都市に着目したのは、メンバーの一人が、観音寺市の姉妹都市であるアメリカのウィスコンシン州アップルトン市にホームステイすることになったことがきっかけです。そこで、国内の姉妹都市である滋賀県草津市との人・モノ・文化の交流を通して地域活性を図るプランを考えました。

どのように活動を進めましたか?

まずは観音寺市のことと草津市のことを手あたり次第に調べました。人口構成や産業、立地、文化などさまざまな面を調べていくなかで、両市の共通点や相違点が見えてきて、それぞれの強みを生かしてお互いに交流することで観音寺市の交流人口が増え、地域活性につながるのではないかと考えました。

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進める上で大変だったことは?

最初にテーマが決まるまでが大変で、なかなかいいアイデアが浮かばずに苦労しました。また、インターネットを使ってさまざまなデータを調べていましたが、かゆいところに手が届かないというか、ほしい情報がちょうどよく得られないことにも苦労しました。テーマが決まればあとはスムーズに進んだと思います。調べを進めるなかで、一方の市の弱みがもう一方の強みにうまくはまると気づいたときは、「やったー!」という気持ちでした。

探究活動を進めていくポイントは?

出たアイデアをさらっと流してしまわずに、一つひとつちょっとずつ深掘りしてみることだと思います。あまり可能性を感じなくても、調べてみると意外な事実がわかったり、そうやって得た知識を組み合わせて新しいものができたりする場合もあるので、出たアイデアは一度じっくり考えてみたらいいと思いました。また、私たちは夏休み中もテーマが決まらずライン電話で何度か話し合いをしたのですが、今思えば電話ではなく直接会って話した方がよかったなと思っています。

活動を振り返ってよかったと思う点は?

私たちのチームはいい感じに役割分担できたのがよかったと思います。人数が少ないからこそ全員で話し合えたし、一人ひとりが「任されたことはちゃんとやらなきゃ」という責任感を持って取り組めました。最初はテーマ決めがとにかくしんどくて何度もイヤだと思いましたが、最後までやり切れば楽しかったと思えるので、後輩のみなさんにもチーム全員で協力してがんばってほしいです。

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(取材日:2024年3月11日)