瀬戸内から世界を元気にする仕事

ニーズに研究開発で応えたい
高い品質基準で顧客の信頼をつかみ取る仕事

大倉工業株式会社

プロフィール

冨野 舜介

R&Dセンター
マーケティング部


2023年新卒入社

出身地/香川県


冨野 舜介さん

宮本 菜柚

R&Dセンター
ライフ&ヘルスケア開発部


2024年新卒入社

出身地/香川県


宮本 菜柚さん

藤本 桃伽

R&Dセンター
情報電子開発部


2025年新卒入社

出身地/香川県


藤本 桃伽さん

プラスチックフィルムに関する高度な技術力を背景に、多彩な製品を手がける大倉工業。その領域は食品のパッケージからスマートフォンの液晶ディスプレイ、住宅の部材まで、私たちの暮らしの隅々にまで及んでいます。社会が抱える課題に先回りし、20年以上も前から食品ロス削減や環境問題に対応するフィルムを開発するなど、常に未来を見据えてきました。

こうした先進的な製品開発を支えているのが、長年にわたって培ってきた「製膜」「延伸」「塗工」などの要素技術です。R&Dセンターは、これらの要素技術をもとに、社会の課題解決や未来のニーズに応える新しい機能や事業を生み出すことをミッションとしています。今回は、環境・エネルギー、ライフサイエンス、情報電子という未来を担う領域で研究開発に挑戦する若手3名に集まってもらいました。

会社の持つ技術を生かして新しい課題解決を

まず、皆さんが現在どのようなお仕事を担当されているか教えてください。

冨野
冨野

私はマーケティング部に所属しています。R&Dセンターの各チームの開発品を展示会に出展してお客様に知っていただいたり、様々な市場を調査したりするのが主な仕事です。大倉工業が持つ技術を、今までにない分野でどう生かせるか、新しい市場を探す役割を担っています。もともとは開発者としてペロブスカイト太陽電池(※)を開発していましたが、その業務も継続しつつ、自分で開発したものを自分で知ってもらう、というところまで担当範囲が広がりました。

※従来の太陽光パネルよりも「薄くて、軽くて、曲がる」特徴を持つ、次世代の太陽電池。

藤本
藤本

私は情報電子開発部で、メインの仕事は、フィルムに機能を持った液体を均一に塗る「塗工」という技術です。例えば、何かに貼り付けるときの密着性を上げるなど、フィルムだけでは足りない機能を、塗ることでプラスアルファするイメージですね。お客様からの「このインクを塗ってください」などというご依頼に応えることが多いです。また、冨野さんと同じくペロブスカイト太陽電池の研究もしています。

宮本
宮本

私はライフ&ヘルスケア開発部で、ライフサイエンス分野における医療に関する製品開発をしています。大倉工業の強みであるフィルム技術を生かし、菌や異物を一切持ち込まないクリーンな技術を利用して、医療で使う液体を入れるバッグなどを開発しています。まだ立ち上がって間もない分野で、今は主にお客様のブランドで製造するOEMが中心ですが、将来的には自社製品として展開していくことを目指しています。

若手の挑戦を後押しする、風通しの良い環境

R&Dセンターは、どのような職場環境ですか?

藤本
藤本

私は大学での研究が面白くて、地元の香川で続けたいと思い入社しました。大倉工業の研究環境は想像以上に夢のある仕事だと感じています。設備も整っていますし、何より人間関係が良いですね。入社1年目の私の意見でも、先輩方は「どうしてそう思ったの?」と最後までしっかり話を聞いてくれます。若いからという理由で意見が通らないことはなく、若手の意見も採用してくれる環境です。

冨野
冨野

藤本さんが言うように、若手の意見をしっかり聞いてくれる文化はありますね。私が開発からマーケティングに変わったのも、個人の適性を見て判断してくれた結果だと思います。会社として「適材適所」を考えてくれているので、それぞれのメンバーが自分の強みを生かせる場所で活躍できるのだと思います。

宮本
宮本

私も大学での研究が面白くて、研究職一択でした。ただ、大学の研究とは違って「納期」があり、成果を出さなければならないプレッシャーはあります。それに、お客様など外部の方との交渉も意外と多いですね。特に私は、チームの中で一人だけ少し違うテーマを担当しているので、考えることがたくさんあります。

宮本さんは、ご自身で希望して研究以外の活動もされていると伺いました。

宮本
宮本

はい。1年目のときから、自分から「やってみたい」と手を挙げて、マーケティングに近い活動もさせてもらっています。具体的には、1人で医療関係のセミナーなどに参加し、新しい案件を探す活動をしています。医療現場の方だけでなく、同じように医療分野へ参入したい他業種の方と交流する中で、新しいニーズを発見することができます。例えば、動物医療の現場には、人間とは異なる特有の課題があることなどは、外に出なければ得られなかった視点です。

チーム間での連携はあるのですか?

冨野
冨野

案件によっては、複数のチームが連携して「総力戦」で取り組むこともあります。普段はそれぞれの現場で動いているチームが、一つの目標に向かって力を合わせる瞬間は、すごい一体感が生まれて面白いですね。「こことここが一緒にやるんだ!」という感じで。そうやって縦割りの組織がつながっていくのを見ると、ワクワクします。

宮本
宮本

月に一度、自分たちの活動内容をマーケティング部の方も含む関係者の前で報告する場が設けられています。例えば、私たちが開発した新しい素材を、藤本さんのいる情報電子開発部で「塗工」してもらい、医療製品として販売する、といったチームを横断したプロジェクトが生まれる可能性もあります。

藤本
藤本

そうなると、宮本さんと一緒に仕事をすることもあるかもしれないですね!

厳しい品質基準の先にある、お客様からの信頼

仕事をする上で、やりがいや面白さはどんなところに感じますか。

宮本
宮本

私たちのチームで開発した製品が、直接名前は出なくても、テレビの特集で医療機器の一部として使われているのを見たときは、密かにうれしくなりました。自分が携わっていることが、世の中の役に立っていると感じられた瞬間でした。

冨野
冨野

展示会で、大倉工業をまだ知らなかったお客様に会社や技術の説明をするのがすごく楽しいです。話をする中で、「もしかしたら、うちのこの技術が、このお客様の分野で生かせるかもしれない」と新たな可能性が見つかる瞬間に、一番の面白さを感じますね。

藤本
藤本

塗工に関しては、お客様から「すごくきれいに塗れていますね」と言っていただけると、やはり嬉しいです。自分の仕事が役に立ったんだなと実感できます。ただ、大倉工業は社内の品質基準がお客様の要求よりも厳しいので、自分ではOKだと思っても上司や先輩から「まだまだだめだ」と言われることもあります。でも、その厳しい基準を超えたものを出すからこそ、お客様からの厚い信頼につながっているんだと感じます。

厳しさが、お客様からの信頼につながっているのですね。

冨野
冨野

大倉工業は「品質が良い」と評価いただくことが多いのですが、それは社内の基準が厳しいからだと思います。お客様の基準をクリアしていても、上司から「もっといけるだろう」と高みを目指すよう指導される。昔から現場で活躍されてきた方々なので、その言葉には説得力があります。

藤本
藤本

先輩から「まだまだだめだ」と言われることは日常茶飯事です。先週も言われたばかりですね(笑)。でも、そこから「次はこうしてみよう」という会話が生まれるのが、個人的には好きですね。

宮本
宮本

私のチームでは、上司から「周りの人にいかに協力してもらうかを意識しよう」と常に言われています。社内外のリソースをどう活用すれば最短でゴールにたどり着けるか、という視点です。単に開発するだけでなく、プロジェクト全体を俯瞰して考える姿勢を叩き込まれています。

一人一人の成長が、会社の推進力になる

最後に、今後の目標についてお聞かせください。

藤本
藤本

この1年でできることがひとつずつ増え、それが自信につながりました。これからも、目の前の仕事を通して知識を深め、社内外の人間関係も広げていきたいです。そして、もっと自分でニーズを聞きに行けるようになれたら、技術的なアイデアもさらに浮かんでくるのかなと思っています。

宮本
宮本

今はまだ、上司が取ってきてくれた案件を私が実働部隊として担当している状況です。将来的には、自分自身でお医者様など現場の方と直接コンタクトを取り、ニーズを汲み取って、製品化までこぎつけるのが目標です。

冨野
冨野

私は、社内の「横のつながり」をもっと強固なものにしていきたいです。R&Dセンター内だけでなく、他の事業部とも積極的に関わり、会社全体のネットワークを広げるハブのような存在になりたい。それぞれのチームが持つ力をつなぎ合わせることで、大倉工業としてもっと大きなことができるはずだと信じています。

取材日:2026年3月10日

大倉工業株式会社

大倉工業株式会社

香川県丸亀市中津町1515
0877-56-1102(総務・人事部)

製造業

休んだら誰かがカバーするのが普通
受け継がれる社風が可能にする育児との両立

大倉工業株式会社

プラスチックフィルムや建材など、暮らしに身近な素材を製造・開発する大倉工業。従業員が子どもを授かった際に仕事と育児を両立できるよう支援する「育児休業制度」や「短時間勤務制度」が整っているだけでなく、多くの従業員に活用されています。なかでも、女性従業員の育児休業取得率と職場復帰率はここ数年100%を継続しています。そんな大倉工業で、実際に制度を利用して仕事と子育てを両立している3名の社員に、リアルな体験談や会社の雰囲気について話を伺いました。

取材日:2026年3月10日

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