瀬戸内で社員たちを元気にする会社

休んだら誰かがカバーするのが普通
受け継がれる社風が可能にする育児との両立

大倉工業株式会社

プロフィール

大西 香奈子

コーポレートセンター
総務・人事部


2007年新卒入社

出身地/香川県


大西 香奈子さん

藤本 更紗

コーポレートセンター
財務・経営管理部


2008年新卒入社

出身地/香川県


藤本 更紗さん

西口 聖

新規材料事業部


2019年新卒入社

出身地/香川県


西口 聖さん

プラスチックフィルムや建材など、暮らしに身近な素材を製造・開発する大倉工業。従業員が子どもを授かった際に仕事と育児を両立できるよう支援する「育児休業制度」や「短時間勤務制度」が整っているだけでなく、多くの従業員に活用されています。なかでも、女性従業員の育児休業取得率と職場復帰率はここ数年100%を継続しています。そんな大倉工業で、実際に制度を利用して仕事と子育てを両立している3名の社員に、リアルな体験談や会社の雰囲気について話を伺いました。

育休取得は男女ともに自然な流れ

まず、皆さんの仕事内容と勤務形態について教えてください。

大西
大西

入社当時から総務・人事部に所属しており、出産前後で仕事内容は大きくは変わっていません。従業員の入社から退職までに関わる社会保険や退職金などの事務手続きを担当しています。育児休業を取得される方の手続きにも携わっていますね。勤務時間は、通常は8時半から17時15分ですが、現在は短時間勤務制度を利用して、9時から16時までの6時間勤務です。

藤本
藤本

私は入社後、総務部(現:総務・人事部)で社長秘書などを担当していましたが、1人目の出産・復帰後に健康保険組合へ出向し、2人目の出産・復帰後から現在の財務・経営管理部で経理業務をしています。3人目の出産・復帰後も変わらず同じ部署で働いています。私も大西さんと同じく、短時間勤務制度を利用して9時から16時まで働いています。

西口
西口

私は高卒で入社してからずっと新規材料事業部で、フィルムの検査や検査機のメンテナンスなどを担当しています。部署内でいくつかの業務パートを経験し、現在は検査業務が中心です。勤務体系は二交代制で、朝8時半から夜8時50分までと、夜8時半から朝8時50分までの勤務を繰り返しています。この働き方は、育休取得後も変わっていません。

育休や時短勤務を取得するにあたって、不安なことはありましたか?

藤本
藤本

育休を取ること自体には迷いはありませんでしたが、長く仕事を離れることへの不安や、本当に元の部署に戻れるのか、復帰してからも時短勤務で周りに迷惑をかけてしまうのではないかという不安は大きかったです。ただ、復帰前の会社との面談時に「健康保険組合が藤本さんを希望している」という話があり、「自分の戻る場所があるんだ」と安心できたのは心強かったですね。

大西
大西

私は、部署の先輩方が当たり前のように制度を利用していたので、自然な流れだと感じていました。仕事の引き継ぎには少し不安がありましたが、周りのメンバーがしっかりフォローしてくれる体制があったので、安心して休むことができました。

西口
西口

私は、不安はまったくなかったです。私の職場では男性も育休を取るのが当たり前で、みんな取得しているので。「育休取ります」と伝えたら、上司から「もっと(期間を)取らなくていいのか」と言ってもらえたくらいです。なので、取るか取らないかで迷うことはなく、「取る」という選択肢しかありませんでした。

育休を経て得た、新しい視点と感謝

実際に休みを取得してみて、ご自身のなかで何か変化はありましたか?

西口
西口

育休中は、洗濯や洗い物といった家事と、上の子の遊び相手がメインでした。実際にやってみると、家事と育児を一日中、しかも毎日続けるのは本当に大変だと実感しましたね。「これは一人ではしんどいな」と。この経験を通して、妻への協力に対する考え方も変わりましたし、何より子どもが一番かわいい時期を一緒に過ごせたのは、とても幸せな時間でした。

藤本
藤本

お休みをいただいたことで、一度仕事から離れて子育てに集中する時間ができ、気持ちをリセットできました。復帰前には会社から声をかけていただき、「戻る場所がある」と思えたことで、精神的にとても救われました。仕事と育児の両立に対する漠然とした不安が、会社への安心感や信頼感に変わったのが、私にとっての大きな変化です。

大西
大西

復帰してから、限られた時間の中でいかに仕事を終わらせるかを常に考えるようになり、スケジュール管理がうまくなったと思います。仕事のやり方が効率的になったのは、育児経験が良い影響を与えてくれたのかもしれません。世の中のお母さんたちのすごさを、改めて感じています。

「当たり前」が育児との両立を可能に

皆さんが仕事と育児を両立できている一番の要因は何だと思いますか?

藤本
藤本

「人」の存在が大きいですね。私の上司は女性で、子育てへの理解がとても深い方です。時短勤務だからこそ発生する仕事の制約に葛藤することもありますが、上司や同僚が柔軟に対応してくれるので、本当に働きやすいと感じています。家事・育児が大変な中でも仕事を続けられるのは、この会社だからこそだと思います。

大西
大西

私は、上司が「何があっても家族が一番だから」と言ってくれることです。何かあったらすぐに相談できるという安心感があります。また、急な子どもの発熱などで休まなくてはならない時も、周りのメンバーが「無理しないでいいよ」というスタンスでいてくれます。

西口
西口

私の職場も「家族一番」という雰囲気があります。交代勤務ですが、子どもの学校行事があれば問題なく休ませてもらえます。

皆さんの職場に共通する「当たり前」の雰囲気は、どこから来ているのでしょうか。

大西
大西

特にルールがあるわけではなく、代々受け継がれてきているとしか言えないような、自然な雰囲気なんです。私の部署では育休だけでなく、誰かが急に体調を崩したり異動したりしても対応できるように、普段から業務をローテーションして、誰が抜けても他のメンバーがカバーできる体制を意識するようになっています。

西口
西口

私の職場でも、誰かが休んだときにカバーし合うのが普通になっていますね。若い社員も、そうやって先輩たちが働く姿を見ているから、自然と「それが当たり前」だと感じている。良い循環が生まれているんだと思います。

周りの理解があるからキャリアを考えられる

今後、仕事と育児を両立しながら、どんなキャリアを考えていますか?

西口
西口

今はフィルムの検査業務が中心ですが、今後は同じグループ内にある品質管理のスタッフ業務にも携わってみたいと考えています。そこで検査機のことなど、もっと専門的な知識を覚えていきたいです。子どもがいるからこそ、仕事にも一層力が入りますね。

大西
大西

今は子どもたちがまだ小さく手がかかるので、先のことを考えるより、まずは目の前の1日を頑張るという気持ちが強いです。迷惑をかけないように、今できることを着実にやっていきたいですね。子どもたちがもう少し大きくなって落ち着いたら、フルタイムでの勤務も考えていきたいです。

藤本
藤本

私も同じですね。今はまだ難しいですが、時短勤務が終わったら、これまで任せてもらえなかった仕事も覚えていきたいという気持ちはあります。周りの理解と支えがあるからこそ、未来のキャリアも考えられるのだと思います。

取材日:2026年3月10日

大倉工業株式会社

大倉工業株式会社

香川県丸亀市中津町1515
0877-56-1102(総務・人事部)

製造業

ニーズに研究開発で応えたい
高い品質基準で顧客の信頼をつかみ取る仕事

大倉工業株式会社

プラスチックフィルムに関する高度な技術力を背景に、多彩な製品を手がける大倉工業。その領域は食品のパッケージからスマートフォンの液晶ディスプレイ、住宅の部材まで、私たちの暮らしの隅々にまで及んでいます。社会が抱える課題に先回りし、20年以上も前から食品ロス削減や環境問題に対応するフィルムを開発するなど、常に未来を見据えてきました。

こうした先進的な製品開発を支えているのが、長年にわたって培ってきた「製膜」「延伸」「塗工」などの要素技術です。R&Dセンターは、これらの要素技術をもとに、社会の課題解決や未来のニーズに応える新しい機能や事業を生み出すことをミッションとしています。今回は、環境・エネルギー、ライフサイエンス、情報電子という未来を担う領域で研究開発に挑戦する若手3名に集まってもらいました。

取材日:2026年3月10日

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