瀬戸内から世界を元気にする仕事

日本、そしてアジアの課題解決へ
岡山からICTで海外に挑む仕事

株式会社両備システムズ

プロフィール

Y.O.

ビジネス戦略本部
グローバル推進室


2005年新卒入社

出身地/岡山県


Y.O.さん

R.M.

ビジネス戦略本部
グローバル推進室


2007年新卒入社

出身地/広島県


R.M.さん

K.W.

ビジネス戦略本部
グローバル推進室


2023年新卒入社

出身地/兵庫県


K.W.さん

岡山で創業して約60年、ICTで地域社会を支えてきた両備システムズは、近年海外へと事業の舞台を広げています。その中心的な役割を果たしているのが「グローバル推進室」。ラオスに現地法人を設立したことを機に発足し、現地の社会課題解決や、日本で培った技術の海外展開に挑戦しています。瀬戸内から世界へ。熱い思いを持った3人のメンバーに、仕事のリアルを伺いました。

多様なICTサービスを一貫して提供できる会社

まず、両備システムズがどのような会社なのか、教えていただけますか。

Y.O.
Y.O.

自治体向けの行政システムをメインに、ヘルスケアや民間企業向けのソリューションも幅広く手がけており、お客様は北海道から沖縄まで全国にいらっしゃいます。ICTの会社というとアプリケーション開発のイメージが強いかもしれませんが、私たちはデータセンターやクラウド、ネットワーク、セキュリティといった基盤となる部分まで、ICTに関わる総合的な要素をすべて自社で手がけているのが特徴です。多様なエンジニアが社内にいるのは、ICT企業としても珍しいかもしれません。

R.M.
R.M.

お客様の業務知識をプロレベルで持っている、というのも私たちの特徴です。例えば、昨年まで私は地方自治体向けソリューションの部署にいたのですが、市民の方が窓口で行う手続きを、紙ではなくタブレットで完結できるサービスを構築しました。こうした「どういうシステムであるべきか」という上流から考え、お客様の役に立つものを提案できる業務知識の深さも強みだと思っています。

K.W.
K.W.

本当に多種多様な仕事があります。私は入社後、他ベンダーとの合同プロジェクトでパッケージ開発を経験しましたし、今はクラウドサービスを活用した開発に携わっています。部署を異動する中で、全くジャンルの違う分野の仕事に挑戦できるのも、この会社の魅力の一つだと感じています。

「全員が熱い」メンバーが集う部署

皆さんのこれまでのキャリアと、「グローバル推進室」へとやってきた経緯を教えてください。

Y.O.
Y.O.

私は岡山でITインフラエンジニアとしてキャリアをスタートし、その後、東京で営業も経験しました。ちょうどその頃、会社として海外事業を始める話が持ち上がり、縁あってラオスの現地法人「Ryobi Lao」の立ち上げから関わりました。約6年間ラオスに駐在し、帰国後、これまでの経験を生かしてグローバル推進室で室長を務めています。

グローバル推進室はもともと「海外事業推進室」という名前で、「Ryobi Lao」を立ち上げた際に、本社側の連携窓口としてできた部署です。その後、ラオス以外の国への進出検討や、会社全体のグローバル化を進める部門として「グローバル推進室」に名前を変えました。今はラオスやバングラデシュでの事業拡大支援のほか、他の国でも事業ができないか調査・検討をしています。

R.M.
R.M.

私はもともと開発のシステムエンジニアを志望して入社し、開発や営業などいくつかの部署を経験しました。転機になったのは、社内の「企画開発委員」という取り組みです。1年間、予算と時間を与えられて新しい企画を考えるというもので、そこでバングラデシュでの脱炭素事業を立案しました。会社としても海外事業を積極的に展開しようという方針があり、本格的に企画の事業化を進めるために、この部署に異動してきました。

K.W.
K.W.

私はお二人のような経緯とは少し違って、もう完全に「わがまま」かなと(笑)。文系出身でICTの知識もなかったのですが、入社当初から「海外で仕事をしたい」と言い続けてきました。大学で国際文化を学んだこともあり、両備システムズに「Ryobi Lao」という海外拠点があることを知って、ここで働きたいと。その熱意が伝わり、約半年前にこの部署に異動してきました。

経緯は違えど、皆さん熱い思いを持ってこの部署に来られたのですね。

Y.O.
Y.O.

うちの部署は、全員熱いですね。消極的なメンバーは一人もいないと思います。基本的に「やりたいからやっている」という人ばかりです。

R.M.
R.M.

そうですね。私も企画を作ってきましたし、Wさんも「行きたい」とずっと言い続けて、所属する前から私たちの部署の飲み会に来てアピールしてくれていました(笑)。

K.W.
K.W.

はい(笑)。実際に異動してみても、想像以上に熱いメンバーばかりです。業務中は常に海外ビジネスのことを考えていますし、自分の専門外の分野でも質問すればすぐに答えが返ってくる。その知識の幅広さと深さは、熱意がないとできないことだと感じます。

Y.O.
Y.O.

好奇心旺盛で、なんでも一歩踏み出せるようなガッツやパッションがあれば、この部署で活躍できると思います。なかなかバングラデシュやラオスに行って何かトライしようという日本人は少ないでしょうから、そこに踏み出せる思いがある人が必要ですね。

失敗だらけの挑戦の先に…ICTで拓く現地の未来

海外での具体的な仕事について教えてください。

Y.O.
Y.O.

海外でやってきた仕事はたくさんありますが、現時点では期待した成果を十分に得られているとは言えない状況です。例えばラオスでは、コロナ禍に顔認証で検温できるシステムを病院に設置する実証事業を行いました。当時は反響も大きかったのですが、コロナ禍が落ち着いて検温の必要がなくなった瞬間に、ビジネスも立ち行かなくなりました。数えきれない失敗の先に、事業の芽が出始めているという感じです。

R.M.
R.M.

私はバングラデシュで脱炭素事業に取り組んでいます。現地の稲作で「AWD農法」という、水を入れたり抜いたりする農法を普及させることで、温室効果ガスの発生を抑えるプロジェクトです。この農法は、農家にとっても水の使用量が減り、お米の収穫量が増えるというメリットがあります。

私たちの役割は、この取り組みによるCO2削減量を「カーボンクレジット」として価値に変えるためのデータプラットフォームを構築することです。いつ、どこで、どれだけの削減がなされたかを正確に記録し、改ざんできない仕組みをICTで提供することで、農家の信頼性にも貢献しています。現地の社会課題と、私たちの技術を結びつける仕事です。ちなみに、つい先週帰国したばかりです。

K.W.
K.W.

私は5月から「Ryobi Lao」に出向し、日本からの業務を請け負うオフショア開発の業務において、現地で開発を行うラオスのチームと、日本のチームを繋ぐ「ブリッジ」としての役割を担う予定です。言葉や商習慣の壁を乗り越え、日本の品質レベルを現地にしっかりと伝え、合わせていくことが自分のミッションだと考えています。今はラオ語も勉強中です。

真面目さにフットワーク…海外で生きる気質

海外で仕事をする上で、両備システムズならではの強みはどこにあると感じますか?

Y.O.
Y.O.

やはりICTの総合力です。アプリケーションだけ作れる会社は海外にも山ほどいますが、データセンターやセキュリティまで含めてトータルで提案できるのが我々の強みです。また、日本で培った深い業務知識も武器になります。

R.M.
R.M.

両備グループという大きな母体があることも強みです。グループとしてはすでにベトナムやミャンマーで物流事業を展開しているので、そうした物理的なアセットと我々のICTシステムを連携させた提案も、将来的には可能だと考えています。

K.W.
K.W.

少し違う視点かもしれませんが、社員の気質も強みだと思います。「忠恕(ちゅうじょ)」(真心からの思いやり)という経営理念が根付いていて、真面目で温厚な人が多いです。海外では文化や習慣の違いから、根気強く物事を伝えなければならない場面も多いのですが、思いやりを持って相手に接することができる社員が多いことは、間接的に強みになっていると感じます。

Y.O.
Y.O.

フットワークの軽さもありますね。私たちは岡山の地方企業ですが、「バングラデシュで事業の芽が出そうだ」となれば、すぐに飛行機に乗って現地へ向かう。グローバル推進室は社内でもスタートアップのような立ち位置なので、スピード感が命です。現地での競合は外国企業にもなり得ます。彼らに負けないスピードで動くことが、日本の存在感を示す上で重要だと考えています。

世界の課題解決をデジタルの力で

最後に、皆さんの今後のビジョンを聞かせてください。

Y.O.
Y.O.

私たちは「ICTでラオスの国を豊かに」という目標を掲げて「Ryobi Lao」を設立しました。現地の社会課題を我々のデジタルの力で解決していくことに大きな価値があると思っています。そうした取り組みを一つ一つ積み重ねていくことで、この地域から世界へ、元気や活力の輪が広がっていくと信じています。

R.M.
R.M.

バングラデシュで始めた農業支援は、まず現地の農家さんを元気にします。そして、このモデルは稲作をしている他の国にも展開できる可能性があります。課題先進国である日本が培ってきた知見を生かし、世界の様々な課題解決に貢献していきたいです。

K.W.
K.W.

私はまず、もっとミクロな視点で、これから働く「Ryobi Lao」の社員を幸せにしたいです。会社の成長を、現地で働く方々にしっかり還元していく。まずはその小さな範囲から、世界を元気にすることにつなげていきたいと思っています。

取材日:2026年4月15日

株式会社両備システムズ

株式会社両備システムズ

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