瀬戸内から日本を元気にする仕事

振動を制御して快適を届けたい
強みを生かし新たなビジネスに挑む仕事

倉敷化工株式会社

プロフィール

H.O.

電子制御事業部
製品開発品証部
センシングビジネス課
センシングビジネス係
係長


2017年新卒入社

出身地/岡山県


H.O.さん

H.M.

電子制御事業部
製品開発品証部
センシングビジネス課
センシングビジネス係


2024年中途入社

出身地/岡山県


H.M.さん

T.O.

電子制御事業部
製品開発品証部
センシングビジネス課
センシングビジネス係


2025年新卒入社

出身地/岡山県


T.O.さん

自動車用の防振ゴムの生産から事業をスタートさせた倉敷化工。強みである「振動制御」を軸に、産業機器、建築設備、そしてナノレベルの揺れをコントロールする精密機器の分野へと事業を拡大してきました。その最前線ではいま、「センシングビジネス」という新たな挑戦が始まっています。今回は、社名からは一見想像がつかないような、多様な仕事とその魅力をメンバーが語ってくれました。

会社のイメージを覆す新たなビジネス

倉敷化工の電子制御事業部について教えてください。

H.O.
H.O.

もともと倉敷化工は、自動車の振動を防振するゴム部品などを製造してきた会社です。そこから「振動制御」という技術を軸にして、自動車よりも大きな揺れを制御する産業機器や建築設備、さらにはより精密な振動制御が求められる業界へと事業を拡げてきました。
私たちの電子制御事業部は、数ナノメートルから数マイクロメートルという、とても微小な振動を制御するのがミッションです。ゴムで振動を制御してきたノウハウを生かしながら、電気的に制御を行います。具体的なソリューションが「除振台」という製品になります。微小な振動をセンサーで検出し、プログラムでその振動を打ち消す逆位相の振動をかけていく。この「センサー技術」と「プログラムで制御する技術」が私たちの核です。

T.O.
T.O.

除振台は、半導体の製造工程や電子顕微鏡の振動対策として使われています。例えば、電子顕微鏡で見るようなミクロの世界では、ほんのわずかな振動も、観察の妨げになってしまうんです。除振台を顕微鏡の下に置くことで、人ですら気づかないような微細な揺れを取り除き、観察対象がはっきりと見えるようになります。

H.M.
H.M.

この技術をさらに応用したのが、我々が担当している「センシングビジネス」になります。具体的には、機械加工や食品装置などの製造装置の振動を検出するセンサーおよびシステムで、装置が正しく動いているか、異常がないかを監視するために使われています。製造業では、装置を24時間稼働させるお客様も多いので、「装置がおかしくなる前に異常を検知したい」というニーズが非常に大きいです。私たちのソリューションを導入いただくことで、異常を事前に察知し、大きなトラブルになる前に部品を交換するといった対応を可能にします。

H.O.
H.O.

微小な振動を測れるということは、そのデータを蓄積できますので、そういった振動データを分析して、どこに問題があるのか、どういった振動がお客様の課題に影響しているのかということを提案できるのかが、センシングビジネスのポイントになります。

入社前にこのような仕事があることはご存知でしたか?

T.O.
T.O.

私は入社前、本当に「ゴムの会社」だと思っていました(笑)。会社の名前から、化学系の会社かなというイメージで、開発に配属されてもゴムを作る研究などが主だと思っていました。でも、入社して教育を受けていくうちに、電子機器を使って振動を制御していることを知り、実際に配属されて、いい意味でのギャップがありました。大学では情報系の学科でプログラミングを学んでいたので、まさかここでその知識を生かせるとは思っていませんでした。自分の学んだことを生かせる場が想像以上にあった、という感じです。

H.M.
H.M.

私は中途入社で、外から見ていたときは、倉敷の中ではかなり大きな会社で、親会社であるマツダ向けの部品を製造している会社という印象でした。ただ、入社前に調べていく中で、自動車部品以外の、産業機器事業部や電子制御事業部といったゴム以外の制御をしている事業も展開していることを知りました。実際に入ってみて、電子制御事業部は他の事業とは少し毛色が違い、振動を制御するだけでなく、取得したデータを次に生かしていくようなことが求められる仕事だと感じています。

H.O.
H.O.

社名だけだと化学メーカーに見えるかもしれませんが、実際にはプログラムを書いたり、電気回路を設計したり、Mさんのようにデータサイエンスに近い仕事をしているメンバーもいます。こういう多様な仕事があることを、もっと我々もアピールしていかないといけないと思っています。

専門知識も必要、コミュニケーション力も必要

チームの中での、それぞれの役割を教えてください。

H.O.
H.O.

私はセンシングビジネス係の係長として、係全体の案件のフォローアップをしつつ、自分自身もお客様を担当しています。もともと除振台の開発も担当していた経験から、今は除振台とセンシングのシステムがつながるような新製品の開発と、お客様との折衝を担当しています。

H.M.
H.M.

私はお客様の工場へ出向き、装置にセンサーを取り付けてデータを取得し、解析したうえで、報告書にまとめて提出するのが主な業務の流れです。いわばデータ分析、データサイエンスに近い仕事で、いただいた振動データが何を示しているのか、正常な状態と不具合が出た時とで何が違うのかを、様々な角度から解析しています。

T.O.
T.O.

私は、卓上型アクティブ除振台のモデルチェンジ開発を担当しています。主に、除振台をどうやって動かすかという部分のプログラムを書いて、実際に動かしてみるという仕事です。現行機に対して、新しくタッチパネルを採用し機能性、視認性の向上をはかるなど、新製品開発に1年目から携わっています。

新しい事業領域だからこそ、チームワークが重要になりそうですね。

H.M.
H.M.

そうですね。センシングビジネスはまだ新しい領域なので、決まった正解がない場面も多いです。だからこそ、みんなで意見を出し合いながら業務を進めていくチームワークが必要です。

T.O.
T.O.

私は、除振台の開発チームでの関わりが主ですが、開発で問題が起きたときにはすぐに情報を共有し、先輩方から「ここを直したらいいよ」と指示をいただいて修正する、ということを日々行っています。密な連携が欠かせません。

この仕事で求められるスキルは何だと思いますか?

T.O.
T.O.

他の部署との連携が本当に大事だと感じています。事前にしっかりコミュニケーションを取ることは、手戻りを減らすことにもつながります。スキルとしては、コミュニケーション能力が一番大切だと思います。

H.M.
H.M.

技術的な面では、お客様の装置を見てどういう動きをするのかを想像できる機械の知識や、システムに関する知識が必要です。スキル面では、やはりお客様との調整力や、部署間のコミュニケーション能力がかなり重要になってきますね。

H.O.
H.O.

学生時代の専門知識が生かせる場面はもちろんたくさんあります。ただ二人も言ってくれましたが、やはりコミュニケーションの力は必要ですね。お客様の要望に対して、「具体的にはこういうことですか?」と聞き込んでいく力が求められます。これは会社に入ってから身につけていけるスキルだと思います。

振動制御で日本のものづくりを支える

新しい領域を担うことへの思いや、仕事のやりがいはいかがですか?

H.M.
H.M.

他の部署の方がやっていないような、新しいことが多い部署だと思っています。社内でも先進的な取り組みに携わっていると感じています。会社の外を見ても、ここまで振動に対してニッチな分野で、かつ多様な攻め方をしている企業は非常に珍しいのではないかと感じています。

T.O.
T.O.

まだ学ぶことは多いですが、開発に携わる中で、自分がお客様に向けた製品を開発する立場なのだという責任感が生まれました。そういったことがモチベーションに繋がっています。

この仕事を通じてどのように社会に貢献していきたいですか。

H.M.
H.M.

日本のものづくりを、この振動制御の技術で支えていきたいです。具体的には、生産性の向上や品質改善といった部分で貢献できたらと思っています。また、不具合を未然に防ぐことで、不良品による資源の無駄をなくすことにもつながるはずです。

T.O.
T.O.

私は、振動制御を用いて、皆さんに「ストレスフリー」で快適に仕事をしていただけたらいいなと思っています。そのために、自分のプログラミングの力を使い、より高精度な振動制御などを実現していきたいです。

H.O.
H.O.

除振台の分野では、より高精度なものづくりを支え、世の中がより豊かになることに貢献したいです。そしてセンシングの分野では、今まで見えなかったものが見えるようになることで、「新しい価値」を提供していきたいです。世の中を少しずつ変えていくような、そんな挑戦を続けていければと思っています。

取材日:2026年5月20日

倉敷化工株式会社

倉敷化工株式会社

岡山県倉敷市連島町矢柄四の町4630
086-465-1152(人事労務課)

製造業

自社ブランドの「心」を広げていきたい
記憶に残る「体感型」の発信基地が誕生

倉敷化工株式会社

岡山県倉敷市に本社を構え、自動車部品から産業機器や建築設備、精密機器まで、幅広い分野で「振動制御」を追求してきた倉敷化工。2025年に「KURATECA(クラテカ)」というコーポレートブランドを掲げ、次なるステージへと歩みを進めました。このブランドの「心」を全社員で共有するために発足したのが、部署横断型の社内プロジェクト「ココハシ」です。今回は、プロジェクトメンバーの皆さんに、活動の背景や具体的な取り組み、そして会社への思いを尋ねました。

取材日:2026年5月20日

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