瀬戸内から日本を元気にする仕事

挑戦と改善を育む企業スピリットを胸に
暮らしと産業を織りなす仕事

萩原工業株式会社

プロフィール

黒田

合成樹脂事業部門
産業資材営業部
HC通販課
eビジネスチーム


2021年新卒入社

出身地/岡山県


黒田さん

佐藤

エンジニアリング事業部門
営業部
CM営業課
西日本チーム


2021年新卒入社

出身地/岡山県


佐藤さん

川本

エンジニアリング事業部門
製造部
機械設計課
東海チーム


2023年新卒入社

出身地/岡山県


川本さん

鶴海

合成樹脂事業部門
生活資材営業部
ハギライン課


2023年新卒入社

出身地/岡山県


鶴海さん

ブルーシートのトップメーカーとして知られる、倉敷の萩原工業。しかし、その事業はブルーシートだけに留まりません。暮らしの身近な製品から産業機械まで、多様な分野で社会を支える同社の強みは、創業以来培ってきた独自の中核技術と、挑戦を重んじる社風にあります。今回は、合成樹脂とエンジニアリングという2つの事業の柱を支える若手社員4名に、それぞれの仕事内容ややりがい、そして「おもしれぇ 直ぐやってみゅう」という企業スピリットについて伺いました。

「糸」から始まった技術で、暮らしと産業を支える

はじめに、萩原工業がどんな会社なのか教えてください。

黒田
黒田

1962年に、倉敷市が名産地だった花ござの綿糸をプラスチックに変えようというところから創業しました。創業から2年後に、今の中核技術につながる「フラットヤーン」を開発し、そこからブルーシートなどの生産につながっていきます。

鶴海
鶴海

中核技術は「切る、伸ばす、巻く、織る」という工程です。フラットヤーンというのは平らな糸のことで、熱をかけたり冷ましたりして伸ばすことで、強度の高い糸ができます。この糸をそのまま出荷することもあれば、ブルーシートなどに加工することもあります。

黒田
黒田

私と鶴海さんが所属する合成樹脂事業部門は、大きく2つの営業部に分かれています。1つはブルーシートやトラックの荷台にかけるシートなど、手に取ってすぐに使える完成品を扱う「産業資材」。もう1つは、人工芝のメーカーさんに納める糸や、モップの先になる糸など、製品の一部となる中間素材を扱う「生活資材」です。ブルーシート以外にも、実は身近なところで萩原工業の素材が使われているんですよ。

鶴海
鶴海

例えばスポーツ用で使われる人工芝は、消耗が激しく、強度がとても大事です。そこに私たちのフラットヤーンの技術が生きています。

黒田
黒田

ブルーシートに関して補足すると、糸作りから織り、ラミネート、最終加工までを一貫生産している国内唯一の会社という点も大きいです。国産のブルーシートで言えば、シェア率はほぼ100%に近いですね。海外製品も入ってきていますが、付加価値のある機能的な製品を出すことで差別化を図っています。

佐藤
佐藤

私と川本さんが所属するエンジニアリング事業部門は、もともと合成樹脂事業部門で使う機械を作る社内の工務課としてスタートしました。そこから、社外に向けて機械を販売するようになり、今ではスリッターメーカーとしての仕事がメインになっています。

川本
川本

スリットというのはカットするという意味で、スリッターはフィルムなどを搬送しながら刃物で切る機械です。例えば、ペットボトルのラベルは、もともと1〜2メートル幅のフィルムにたくさん印刷されたものから、1本1本のサイズに正確にカットされています。そういった、シビアな調整が必要なカットをする機械が、スリッターです。

佐藤
佐藤

カットする素材はフィルムだけでなく、紙や工業製品まで様々です。中核技術である「切る、巻く」を、いかに高いレベルで実現するかがポイントになります。お客様の要望を聞いて一から機械を作ることが多いのが、他のメーカーにはない強みだと思っています。

皆さんの具体的な仕事内容を教えてください。

黒田
黒田

私はブルーシートなどの完成品を販売する部署にいます。そのなかでも、私の課はホームセンターさんへの営業や、自社のオンラインショップの運営など、ユーザーに近いところで新しい市場や用途を開拓する役割を担っています。既存のシートをバッグや手芸用の生地として提案したり、お客様の要望に合わせて社内の開発部隊や工場と新製品の開発を行ったりもします。

鶴海
鶴海

私は生活資材営業部の所属ですが、今はまだ前任地である、岡山の里庄工場で営業事務を続けています。主な業務は、受注発注業務や、里庄工場で生産した糸などの製品を出荷する運送便の手配です。里庄工場には総務機能がないので、事務所の備品発注や工場で働く方のお弁当の管理といった仕事も担当しています。

佐藤
佐藤

私は、エンジニアリング事業部門の営業をしています。既存のお客様から「機械を更新したい」「新しい機能を追加したい」といったご相談をいただくこともあれば、新規のお客様を訪問することもあります。お客様の要望を伺って仕様を決め、設計担当者にコストを算出してもらい、見積もりを提出して受注に繋げるまでが主な役割です。西日本のチームに所属していて、中部や近畿エリアを担当しているので、毎週のように出張していますね。

川本
川本

私はエンジニアリング事業部門の機械設計課に所属しています。営業担当者がお客様からいただいた「こういう機械がほしい」という要望を、図面に起こし、機械として形にするのが仕事です。オーダーメイドなので、お客様の要望をいかに機械に落とし込むかが重要になります。今は、フィルムなどをきれいに巻き取る「巻き返し機」の設計を担当しています。

挑戦や改善を育む企業スピリット

「おもしれぇ 直ぐやってみゅう」という企業スピリットがあると伺いました。皆さんはこのスピリットをどのように捉えていますか。

黒田
黒田

シンプルに「チャレンジさせてくれる文化」だと思っています。ただ待っているだけでなく、自分から動けば応えてくれる。例えば私は、新しい印刷事業のお客様を新たに獲得するための策として、イベント装飾会社が集まるような展示会への出展を提案しました。上司も「やってみるか」と後押ししてくれて、実際に出展することができました。

川本
川本

やはり「チャレンジ精神」だと思います。最近は省力化という言葉をよく聞きますが、私たちの機械もどんどん進化しています。例えば、重い製品の交換や、フィルムを巻き付ける芯の挿入といった、これまで人が手作業でやっていたことを全て自動で行う機械も開発しています。昔なら「精度が必要だから職人の手作業がいい」となっていたようなことも、積極的に機械化に挑戦していく。これも「おもしれぇ 直ぐやってみゅう」の精神だと思います。

佐藤
佐藤

一つの課題に対して、部署の垣根を越えてみんなで「やってみよう」という姿勢があると感じます。新規のお客様から難しいテストカットの依頼があった時、以前同じような案件を担当していた、今は別の部署にいる先輩も協力してくれました。コスト面で課題があれば調達部門が解決策を提案してくれるなど、みんなで解決に向かって進んでいこうとする姿勢が会社全体に根付いていると思います。

鶴海
鶴海

私は「当たり前のことを当たり前だと思わず、より良くできないか探していく」という意味だと捉えています。私がいる里庄工場では、社員の働き方を改善しようと、従来の「4班3交替」から「3班3交替」や「3班2交替」へと勤務形態を変えることで、夜勤や土日の勤務を減らす試みをしました。生産量を維持しつつ働き方を変えるのは簡単ではありませんでしたが、関係者で知恵を出し合い、実現させました。

「改善提案」という制度も、そのスピリットとつながってくるのでしょうか?

佐藤
佐藤

「改善提案」は、各部署でおこなった業務改善を所定のフォーマットで報告する制度です。例えば「この業務を自動化して何時間分の工数を削減できた」といった成果を報告し、評価されると内容に応じて表彰されるんです。良い取り組みができたら会社に報告しよう、という制度ですね。

鶴海
鶴海

先ほどの工場の勤務形態の変更の話も、実は改善提案として提出され、高い評価を受けました。若手社員がS賞やA賞といった高い評価の賞を取ると、海外の拠点に研修へ行かせてもらえる褒賞もあって、モチベーションにつながっています。

川本
川本

提案自体が、すごくしやすい雰囲気です。他の部署の人から「こんなものがほしい」と言われたことを上司に相談したら、「じゃあ作ってみよう」とすぐ話が進むこともありました。

黒田
黒田

最近、営業部門で手作業だった業務を自動化するシステムを導入したのですが、これも一人の営業担当者の「大変だからシステム化したい」という声から始まりました。周りも「それ、いいね」と賛同して、みんなでノリノリで作り上げていって。これも改善提案として提出し、S賞を受賞しました。まさに「おもしれぇ 直ぐやってみゅう」だと思います。

目の前の仕事から人々を元気に

最後に、仕事を通じて、どのように地域を元気にしていきたいですか?

川本
川本

まずは一歩一歩、お客様の要望に応え、納得していただける製品を作り、その製品が世に出ることで、人々の喜びにつながるような仕事がしたいです。そして、新しいことに目を向けて挑戦し続けることが大事だと思っています。

佐藤
佐藤

私たちが納める自動化・省力化の機械は、これからの日本の人口減少や高齢化社会において、働く人々を支える力になると思っています。危険な作業や単純作業を機械が担うことで、人はもっと創造的な仕事に時間を使えるようになるはずです。そうした役割分担が進めば、日本はもっと発展していけるのではないでしょうか。

鶴海
鶴海

新しい部署は、素材を提供するのが仕事ですので、まずは目の前のお客様と真摯に向き合っていきたいです。将来的には人工芝の営業をしたいと思っていて、自分がずっとやってきたサッカーの経験も生かしながら、付加価値のある製品を提案したいです。それが回り回って、スポーツをする人たちを元気にすることにつながればうれしいですね。

黒田
黒田

ブルーシートなどは、普段は意識しないけれど、なくてはならないものだと思っています。特に防災などの、本当に必要な時に「そういえば、萩原工業の頑丈なシートがあったな」と思い出してもらい、人々の助けになれたらと思います。私はホームセンターやオンラインショップなど、ユーザーさんに一番近い部署にいるので、身近なところで製品を知ってもらい、いざという時に役立てるものづくりを続けていきたいです。

取材日:2026年6月25日

萩原工業株式会社

萩原工業株式会社

岡山県倉敷市水島中通一丁目4番地
086-440-0868 (総務・人事課 人事チーム)

製造業

多国籍チームで高め合い、販路拡大へ
岡山から世界のインフラを支える仕事

萩原工業株式会社

ブルーシートのトップメーカーとして知られる、倉敷の萩原工業。その技術は、インフラを支える建築資材にも活用されています。なかでも、海外事業における主力製品となっているのが、コンクリート補強繊維「バルチップ」。このグローバルな製品の普及を、倉敷の本社から推進しているのが、多国籍社員のチームです。どのように連携し、どんな思いで仕事に取り組んでいるのか。そのチームワークに迫ります。

取材日:2026年6月25日

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