瀬戸内で社員たちを元気にする会社

会社の未来を経営陣に提言
若手の力を生かすことで芽生える当事者意識

株式会社天満屋

プロフィール

J.Y.

岡山本店
管理サポートチーム
人事セクション
課長


2014年新卒入社

出身地/香川県


J.Y.さん

M.I.

岡山本店
食品チーム
和菓子ネクストセクション
係長


2016年新卒入社

出身地/岡山県


M.I.さん

N.M.

岡山本店
美術チーム
お得意先セクション
主任


2021年新卒入社

出身地/岡山県


N.M.さん

岡山で創業し、地域で長く親しまれている百貨店「天満屋」は、2025年に百貨店業としての100周年を迎えました。その大きな節目を機に、会社の未来を若手社員が自ら考え、経営陣へ提言を行うプロジェクトが行われています。今回は、そのプロジェクトのメンバーである3名の社員に集まっていただき、それぞれの仕事への思いやプロジェクトの舞台裏、そして仲間とともに描く未来について伺いました。

若いときから責任ある仕事を経験して成長

まずは、皆さんがどんな仕事をしているのか教えてください。

J.Y.
J.Y.

私は岡山本店の人事セクションで、主に従業員のことや館内の配置、アルバイトや契約社員の採用などを担当しています。岡山本店だけでも取引先の方を含めると1000人を超えるスタッフがいますので、仕事は多岐にわたりますね。従業員の悩み相談に乗ることもあれば、売場からの「人手が足りない」という声を受けて配置や応援を検討することもあります。従業員食堂の運営も担当していて、最近、雑穀米を導入したら好評でした。

M.I.
M.I.

私は岡山本店の食品フロアの和菓子部門で、売場のメンバーをまとめるチームリーダーとして仕事をしています。売上の管理や販売計画の策定が主な仕事ですが、売場の状況によっては、自分も店頭に立って接客や包装をします。また、催事の企画運営も担当していて、最近では「あんこフェス」の責任者を務めました。

N.M.
N.M.

百貨店というと、洋服や食品のイメージが強いかもしれませんが、美術画廊という絵画や工芸品を扱う場所もあります。私はその美術チームのなかでも、店舗の外に出て、お客様のご自宅や企業、病院などに伺って、アート作品をご提案するのが主な業務です。また、作家さんの個展を企画・運営することもあります。

皆さん、若いうちから責任ある仕事を任されている印象です。

J.Y.
J.Y.

おっしゃる通り、早い段階から色々なことを任せてもらえる会社だと思います。私は入社2年目でセクションの代行(課長代理)になり、全館プロジェクトのリーダーも経験しました。もちろん任されっぱなしではなく、困ったときには誰かが後ろで支えてくれている、という安心感の中で挑戦させてもらえます。

M.I.
M.I.

私も、倉敷店にいた入社2年目のとき、先輩の異動に伴ってバレンタイン催事の担当になりました。発注から運営、売場の図面作成まで全てを担当し、おそらく、ぐちゃぐちゃだったと思います(笑)。でも、その経験を通して「私がやらなきゃ」という当事者意識が芽生え、仕事への責任感が強くなった分岐点だったと感じています。

N.M.
N.M.

私は入社して2~3か月で、ある作家さんの個展を担当させていただきました。作家さんや取引先と打ち合わせを重ねて一つの個展を作り上げていく経験を、新入社員のうちからさせてもらえたのは大きかったです。

若手社員が「これまで」を知り「これから」を描く

皆さんが参加されている「TENMAYA 10-0(トワ)プロジェクト」について教えてください。

J.Y.
J.Y.

天満屋が呉服業から百貨店に業態転換して、2025年で100周年を迎えました。この先の社会がすごいスピードで変わっていく中で、天満屋という企業が続いていくためには何をすべきか。それを若手社員が中心となって考え、経営陣へ提言するプロジェクトとして2023年11月に発足しました。

M.I.
M.I.

「トワ」という名前も私たちメンバーで考えました。天満屋が「永久(とわ)」に続いていくようにという願いと、未来の天満屋のありたい姿「とは」という意味を込めています。また、100周年にちなんで「10(ト)-0(ワ)」という語呂合わせでもあるんですよ。

N.M.
N.M.

所属店舗も入社年次もばらばらなメンバーで構成されています。私はそのなかでも最年少だったので最初は不安でしたが、先輩方が意見を出しやすい環境を作ってくださったおかげで、今では最も楽しい仕事の一つになりました。

具体的にどのような活動をされたのでしょうか。

M.I.
M.I.

まず「歴史を知る」ことから始めました。創業の地である西大寺を訪れたり、膨大な社史を読み解いたりして、天満屋がどのような歩みで今に至るのかを学びました。その成果は、従業員の研修用資料としてまとめています。

J.Y.
J.Y.

歴史を学んだ後は、「今を学ぶ」フェーズでした。マーケティングのフレームワークなども使いながら、社会や業界、そして天満屋が今どのような状況にあるのか、解決すべき課題は何かを多角的に分析しました。岡山だけでなく、福山や倉敷・米子など各店舗にも足を運び、現状を把握しました。

N.M.
N.M.

そして、過去と現在を踏まえた上で「未来を描く」フェーズに入りました。2040年という未来に向けて、私たちが大切にすべきことは何か、課題をどう解決していくべきかを議論しました。「優良商品の販売を通じて、地域社会の生活・文化の向上に寄与する」という経営理念を読み解いて、「優良商品」の定義が時代によってどう変わるかなどを考えたのも印象的です。

それらの議論を踏まえて経営提言をされたのですね。

J.Y.
J.Y.

はい。約1年半の活動を経て、2025年3月に経営層へ提言を行いました。今後の天満屋が進むべき方向性として、大きく3つの項目を策定しました。

N.M.
N.M.

1つ目は「リアル店舗で行うべき『新しい豊かさ』の提供」。2つ目は「地域に根差した企業が担うべき『新しい豊かさ』の提供」です。そして3つ目が、その二つを実現するために必要となる「組織・従業員の変革」です。現在は、この3つのテーマごとにチームに分かれて、提言をどう具体的に実行していくかを検討している段階です。

M.I.
M.I.

1つ目の「リアル店舗で行うべき『新しい豊かさ』の提供」チームでは、2040年の「豊かさ」は、モノ・コト・場・情報といった多様な価値を通じて自分らしい生き方を実現し、新しい価値観との出会いや同じ価値観を持つ人とのつながりを得て満たされることだと考えました。この未来像において、リアル店舗が提供できる「豊かさ」とは何かを、現在メンバー間で協議しています。

そして、私が所属する2つ目の「地域に根差した企業が担うべき『新しい豊かさ』の提供」のチームでは、地域資源を再発掘・再編集して、新たな価値を地域の方々と共に創造し、市民の皆様にシビックプライド(地域への愛着と誇り)を感じていただけるような取り組みをしたいと考えています。この町に天満屋があって良かった、天満屋があるこの町が好きだ、と思ってもらえるような働きかけをしていきたいです。

J.Y.
J.Y.

私とMさんは3つ目の「組織・従業員の変革」チームです。従業員がより効率的に、そしてより創造的に働くための時間やスキルをどう生み出すか、また、部署の垣根を越えたコミュニケーションをどう活性化させるかなどを考えています。他の二つのチームの活動が進んだときに、それをしっかり支えられる土台を作ることが我々の役割だと考えています。

プロジェクトを通じて会社を自分事に

プロジェクトに参加して、ご自身にどんな変化がありましたか?

N.M.
N.M.

二つ大きな変化がありました。一つは、天満屋という会社への愛着がより深まったことです。会社の将来について真正面から考えることで、当事者意識が芽生えました。もう一つは、視野が広くなったことです。自分の部署だけでなく、会社全体や地域といった広い視点で物事を考えられるようになりました。

M.I.
M.I.

私も、より当事者意識を持って物事を考えられるようになったと思います。そして、普段関わることのない部署の人がどんな思いで仕事をしているのかを知ることができました。店舗や年代を超えた横や斜めのつながりが強くなり、「自分には仲間がいるんだ」と思えたことが、とてもプラスになりました。

J.Y.
J.Y.

さまざまな部署の仲間と話すことで、「この仲間がいれば、まだまだいける」と会社の未来に希望を持てました。プロジェクトで得たつながりやパワーは、日々の業務にも生きています。

誰かのために動ける仲間たちと共に

最後に、皆さんが考える天満屋の社風と、どんな人と一緒に働きたいかを教えてください。

N.M.
N.M.

若いうちから裁量のある、やりがいの大きい仕事を任せてもらえる会社です。働く人はホスピタリティ、つまり相手の心に寄り添う力があり、創意工夫ができて、行動力のある人が多いと感じます。これは、社史を読んでいても、昔からずっと変わらない天満屋のDNAなのかもしれません。

J.Y.
J.Y.

伝統や守るべき軸をしっかり持ちながら、トレンドを追ったり、このプロジェクトのように変革に挑んだりと、新しいことにもチャレンジできる。その「保守とチャレンジ」のバランスがすごくいい会社だと思います。お互いを尊重し合える社風があるので、働く仲間にも恵まれるはずです。

M.I.
M.I.

天満屋は一言でいうと「人のことが好きな人」「人のために動ける人」が多く働いている会社です。お客様のため、地域のため、仲間のため。自分以外の誰かのために、まず一歩を踏み出せる。そんな温かい人たちばかりです。私自身、そんな仲間のことが大好きですし、そう思って働いている人は、私以外にもたくさんいると思います。

取材日:2026年5月19日

株式会社天満屋

株式会社天満屋

岡山市北区表町2-1-1
086-231-7714 【グループ人事管掌(採用担当)】

百貨店業

地域の人々の「日常にときめき」を
編集力で暮らしを豊かにする仕事

株式会社天満屋

2025年に百貨店として100周年を迎えた「天満屋」。その歴史を支えてきたのは、いつの時代も「人」の力でした。今回は、売場の運営、販売、企画、広報と、それぞれの持ち場で活躍する4名の社員に集まっていただき、仕事への思いやチームでの連携、そして新たな取り組み「New Concept」について伺いました。

取材日:2026年5月19日

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