皆さんはそんなバルチップにどのように関わっていますか?
カーン
私は海外営業を担当しています。主に東南アジアや韓国、母国であるパキスタンなどを担当していて、月に1、2回は海外出張しています。現地の海外拠点と連携しながら、日系のゼネコンや施主様への提案から、実際に現場で使っていただくまでのサポートが仕事です。
小野
私も同じく海外営業ですが、この春に入社したばかりなので、今はバルチップだけでなく、コンクリートそのものの技術的な知識を付けるために勉強に力を入れています。事業拡大のため、ローカルゼネコンへのアプローチも検討していて、そのための市場調査や分析も担当しています。来期からは、台湾、中国、ヨーロッパ諸国を見ていく予定です。
岩下
私は貿易業務がメインです。インドネシアとパラグアイで生産されたバルチップを、船で世界中のお客様に届ける仕事です。「三国間貿易」という形態で、製品は海外から海外へ動くので、実際に目にすることはありませんが、注文が入ったら納期を確認し、工場に生産を依頼し、船の予約や船積み書類の準備など、全ての段取りを行います。やりとりは主に英語です。ハーさんが前任者で、進め方は全て教えてもらいました。
ハー
私は経理部で、バルチップの財務管理と海外子会社の経理支援業務を担当しています。お客様からの入金を確認したり、月次の損益資料を作成したり、資金繰りを管理したりしています。また、パラグアイの工場など海外子会社の経理・財務面でのサポートも行っています。年に1回程度は海外の子会社へ行って、現地の経理担当者と直接コミュニケーションを取り、現場への理解を深めています。
岩下
時差もありますし、返事が遅いこともあります。日本の感覚だと1日で終わることが、何日もかかったり。文化の違いなので仕方ないですが、ミスコミュニケーションが生まれないよう確認しながら進めています。
ハー
入金も期日通りに行われるとは限りません。入金が遅れると、各拠点の資金繰りにも影響が出てきます。柔軟性を持ってうまく調整していくのが難しいところです。
カーン
本当にギリギリまで入金されないこともあって、ドキドキしながらフォローしています。特に新しいお客様との取引は、不安ですね。
小野
先輩方のお話を聞いて、文化の違いをしっかり理解することからすべてが始まるのだなと感じています。日本人としてのビジネスマナーを守りつつ、相手に合わせて柔軟に調整していくことが大切なんだと思います。
仕事のやりがいや楽しさは、どんなところに感じますか。
カーン
バングラデシュやベトナムのように、そもそもコンクリート補強繊維というものを知らなかった国で、ゼロから提案して、最終的に使ってもらえたときは本当にうれしいですね。そして「コストも下がったし、工期も早くなった。性能も良かった」と評価してくれて、次の案件でも使ってくれる。そうやってお客様と仲良くなって、仲間が増えていくのが一番の楽しみです。
岩下
出荷にはトラブルがつきものですが、工場や船を手配する乙仲と連携して調整しています。無事にお客様から「Thank you!」というメールが返ってきたときは本当にうれしいです。海外の方はストレートに「遅い」とおっしゃることもあって心にグサグサ刺さる時もありますが、だからこそ「ありがとう」と言われたときの喜びは大きいです。
ハー
私は経理で、日々数字と向き合っています。月次損益などの資料を作るとき、すべての数字が一致した瞬間にすごくうれしくなります。また、私がまとめた数字をもとに、上司や経営層が事業の方向性を決めたり、営業の皆さんが予算計画を立てたりします。自分の仕事が、みんなの意思決定をサポートできていることに、やりがいを感じています。
小野
バルチップは世界中で販売している製品ですが、まだまだ知られていない国や地域もたくさんあります。自分で一から道を切り開いていくのが、今からすごく楽しみです。