情報を早く正確に
届けたい

記者の視点、よそもの視点、視聴者の視点、地域の情報を掘り起こしいち早く伝えたい

松木 福子

キャストKSBパートナーズ

2018年中途入社

松木 福子

出身地:香川県

野口 真菜

キャストKSBパートナーズ
(KSBアナウンサー)

2020年入社

野口 真菜

出身地:神奈川県

担当番組:News Park KSB

村主 直人

KSB報道クリエイティブU

2019年入社

村主 直人

出身地:東京都

~KSBのニュース~
瀬戸内海放送では、岡山県と香川県に密着したニュースを「News Park KSB」(月~金曜 18:15~19:00放送)などで紹介しています。2017年からはテレビだけでなく、スマートフォンやタブレット、パソコンでも見てもらえるようYouTubeや各ニュースサイトでも配信しています。ニュースは記者とカメラマンが現場で取材をして原稿や映像を作り、内容の正確さのチェックを受けるなどの工程を経て世の中に発信されます。その日のニュースをいち早く届けるため、多くの人が日々スピードとチームワークが求められる中で関わっています。

取材したニュースをその日に放送+WEBで配信。素早く正確に、多くの人に届けるための連携プレー

ニュースのWeb配信を担当する松木さん、アナウンサーの野口さん、記者の村主さんにお集まりいただきました。3人ともニュースを世の中に届ける仕事は毎日忙しいと思いますが、どんな時にスピード感が求められますか?

野口スピードは必要ですよね。

村主大きな事件・事故が起きたり全国ニュースになる話題があったりした時は、テレビ放送を待たずにWEBで速報を出しています。その時は特にスピードが求められますね。僕ら記者が書くニュース原稿は、アナウンサーが冒頭に読む「リード」と映像とともに読まれる「本記」の構成で作っていますが、速報では「リード」のみ完成させて、WEB配信してもらいます。とりあえず概要だけでも先に発信するイメージです。

松木私はそのWEB配信の担当なので、もらった原稿と画像を専用のフォームに入力する作業をしています。速報の時はとにかく急ぎます!報道の皆さんは、すぐ現場から写真と情報を送ってくださるのでいつも助かっています。

野口連係プレーですね。WEB速報を見て気になった人が、その後のニュース番組を見てくれるかもしれないですし、情報が早いほど多くの人に気付いてもらえますよね。

村主WEBで速報を出すようになったのは僕が入社したぐらいからでしたっけ。

松木KSBのニュースは2017年10月から各ニュースサイトで、2018年4月からSNSアプリで配信するようになったので、体制が整ってきたのはそのあたりの時期です。

野口大手ニュースサイトのトピックス一覧にKSBのニュースが紹介されることもありますよね!

松木トピックス入りはよく目立って多くの人に見てもらえる機会になるのでうれしい!

村主ただ放送した内容を会社のホームページに掲載するのではなく、ニュースサイトで配信するようになったことで、KSBのニュースの存在感がより増したんじゃないでしょうか。

「何がニュースになるか?」の視点が他とは違うコンテンツを作る

報道の2人はどのようなニュースや情報を担当していますか?

村主僕は事件や事故について取材する、いわゆる「警察・司法」の担当です。他の記者とチームになっていて、僕は入社2年目から「キャップ」、いわゆるリーダーのような役割を担っています。
担当があるとはいえ、地方局は少数精鋭なのでそれ以外のジャンルも取材します。
例えば自分で取材のネタを決めて、長めにニュースを作ることができる「特集」では、外国人や障がい者、元受刑者などを積極的に取り上げています。僕は元々ドキュメンタリーを作りたいと思って入社したので、自分とは異なる立場の人たちが何を考えているのか、そういったことについて視聴者と一緒に考えることができるような特集を放送したいです。

難しいテーマですが、社会課題を取り上げることは報道の使命といえるでしょうし、なにより自分が伝えたいことを取材することが素晴らしいと思います。一方で視聴者が知りたい情報はどんな内容を伝えていますか。

野口「News Park KSB」内のコーナーで担当している「ググッと。瀬戸内」や「いまココ!ナビ」では週末のお出かけにおすすめのスポット、今話題のスポットを紹介しています。
視聴者が興味ありそうな場所を、「見て行きたいと思ったら次の週末に実行できるコンテンツ」になるよう伝えています。例えば香川漆器や丸亀うちわといった、伝統的な物に注目して制作体験をリポートしたり、携わっている方の思いを聞いたり、料金や住所や開催期間といった情報を短い時間にまとめてお伝えしています。そういった情報を通じて、視聴者が「知っているけど体験したことなかった」「ちょっと行ってみたい」と思い、生活が豊かになるきっかけを提供できたらと考えています。

松木村主さんは「視聴者に気付かせるニュース」で、野口さんは「視聴者が知りたいニュース」ですね。
WEB配信でも、店のオープン情報や大きな事故はPV(ページビュー)数が多いです。
注目を集めるためには「ニュースをどこに出すか、いつ出すか、どう出すか」といったタイミングも重要なので、私も戦略を考えています。

視聴者の目線でタイトルを付けるニュース配信の戦略

村主KSBの配信ニュースは、丁寧だと思います。
内容に適したタイトルが付いていますし、掲載画像は白素材(テロップ挿入前の映像)から良い場面を抜き出していると感じます。

松木たまにスピード優先で黒素材(テロップが付いた映像)を使ってしまう時もありますが、そう言われるとうれしいです!これからも頑張ります!

WEB配信の担当者は、記者やアナウンサーよりも視聴者に近い立ち位置にいる気がします。その立場ならではの工夫はありますか?

松木視聴者の気分になってニュースを一度読んでから作業に取り掛かっています。「これはどういうニュースなのか」と解釈してから、より分かりやすく、伝わりやすくなるよう手を加えて配信しています。
例えば、放送に入りきらなかったイベントの題名や会期といった情報は、記者に聞いて載せていますし、配信用タイトルを考える時は、「どんなキーワードを入れましょうか」「サムネイル用にこの場面の画像をくれませんか」といった相談もしています。

野口松木さんは、自分だけでは思いつかないようなことを考えてくれます。ニュースの配信タイトルは、放送時とは別に考え直された文言が付いていて、「この見出しならここに行きたいって思う!」と感じるような言葉のセンスに感動します。

松木タイトルは目を引くワードにしたいと考えています。
デジタルのトレンドは目まぐるしく変わっていて、昔は13文字程度の短いタイトルでPV(ページビュー)が伸びていましたが、最近は長いタイトルがはやるようになったり、「…」を入れたら伸びるようになったりとどんどん更新されていきます。時代に合った戦略ができるよう、WEB配信チームではそういった分析を普段からしてスキルアップにつなげています。

野口アナは、関東から香川県に来た「よそもの」視点を取材に生かしたい

野口さんと村主さんは県外出身者ですが、地元とのつながりがなくて困ることはありますか?

野口私はなじみのない土地という新鮮さが逆に面白いです。香川県は学生時代にほれ込んで、住むことを決めました。

香川県のどういう所にほれ込みましたか?

野口瀬戸内国際芸術祭がきっかけです。アートが好きで初めて訪れた時、いろいろ衝撃を受けました。
・瀬戸内海と自然のアートの融合が素晴らしい
・島のおじいちゃんおばあちゃんがアートに詳しくてフレンドリーなことが珍しい
・世界中から人が集まる魅力があってすごい
そういった自分が住む場所とのギャップに感動して「香川に移住したい」と思うようになりました。
長く住んでいる人にとっては当たり前のことでも、県外出身者の目線ではこんなに魅力的なんだって、仕事を通して伝えたいです。

村主僕が香川県に来た理由は就職活動で最初に採用してもらえたからですが、「この土地に住んでいるのはどんな人?」「この地域の文化はどういうもの?」といったことに興味があります。県外から来たせいか、地域の人と会話をすると「新鮮だな」と感じることは多く、ニュースのネタが広がります。県外出身者は人脈や土地勘がないので、スピード感がいる事件や事故の取材時は少し困りますが、しがらみがないことでのメリットもあります。どこにも知り合いがいないし、地域ルールを知らない、余計な情報がなく身軽だから気楽に飛び込んでいけます。

野口さんは香川県に住んでから、仕事で印象に残っているエピソードはありますか?

野口アポなし取材で商店街を歩いていたら、「うちの庭を見てってよ!」と急にお家に誘われたり、古い楽器屋さんでピアノを見ていたらおじさんがギターを持ってきて「一緒にセッションしようぜ!」と演奏会が始まったりしたことがあります。
いろんな所で人の温かさに触れられることは、ここの地域としての宝物だと思いますし、日常の何げ気ないことからもニュースは生まれるんだなと感じました。
なので、その日のニュースと関係がないことでも、取材先の人と話すことを大事にしています。雑談をきっかけに別の取材につながることもありますし、この土地にほれ込んだからこそ人との出会いを大切にしていきたいです。

1人でも多くにニュースを届けたい。ニュースをもっと身近に感じてほしい。

最後に、近い将来「こうなりたい」「こういうことがしたい」と考えていることを教えてください。

松木岡山・香川の特技を持ったスーパーキッズや病気と闘っている人、見えない所で頑張っている人たちを取り上げたニュースをもっと多くの人に見てもらいたいです。報道の人がどんなに良い取材をしても、人の目に留まらないと意味がないですから。KSBのニュースを待ってくれる人が1人でも増えるよう頑張りたいです。

村主日々の仕事に追われると、目標を考える時間ってなかなかないですよね。
僕は今の仕事が好きなので、このまま続けていきたいです。取材を通して自分が感じたことや思ったことを、ニュースという形で世の中に働きかけるのが面白いからです。ただ、どんなに素敵なことでも「ニュース性」のようなものがないと報道番組で取り上げることは難しいので、別の伝え方も模索しています。
実はプライベートで写真の展示会を企画していて、そこで丸亀市に住む外国籍の子どもたちを取り上げようと思っているんです。休日に勉強を教えたり一緒に遊んだりしている子たちで、テレビのニュースで取り上げる以外にも地域の人たちに知ってもらえる機会を作りたいなと考えています。

野口村主さんが写真を撮っているの?

村主はい。仕事とは別に撮りためていて、展示会開催に向けて頑張っています。

松木すごい!そういうことは社内にも広めたいですね。村主さんがそう考えているってこと。

野口私たち報道は取材で会社にいないことが多いですが、そういう話はもっとしたいですね。私は社内の人、地域の人とのどちらともコミュニケーションを大事に関わっていきたいです。
特にアナウンサーは「伝える仕事」であると同時に「聞く仕事」でもあると思っているので、私が地域に1歩出た時、みんなが話しかけやすい身近なアナウンサーになりたいです。
そのためには今よりも聞く力を養って、気軽におしゃべりができる関係性を地域の人と築きたいです。

これからも岡山・香川への愛着をもって、素敵な情報を届けてください。お話ありがとうございました。

月~金曜18:15から岡山香川のニュースを放送「News Park KSB

放送したニュースはWebにも掲載しています。

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