瀬戸内海の島を守りたい

菊地 陽菜

KSB瀬戸内海放送
デジタル事業ユニット

2023年新卒入社

菊地 陽菜

出身地:大阪府

野口 真菜

キャストKSBパートナーズ
クリエイティブ事業部

(KSBアナウンサー)

2020年新卒入社

野口 真菜

出身地:神奈川県

林 裕子

フリーライター

2021年より「瀬戸内しまラジ!」の
番組ブログを担当

林 裕子

出身地:岡山県

部署も業務内容もバラバラの3人ですが、それぞれの仕事内容を教えてください

私は2021年からFM香川で毎週火曜8:30から放送している「瀬戸内しまラジ!」の番組ブログを書いていて、今年で4年目に入ったところです。
小豆島には毎週のように足を運び、島の暮らしや移住情報、伝統やイベント、ふるさと納税のことまで小豆島を幅広く取材しています。

野口私は報道のアナウンサーとして、昼や夜のニュースを読んだり、ナレーションを担当したり。ときには記者として取材に出ることもあります。
取材アポから当日の撮影、インタビュー、リポート、そして編集やナレーション読みまで一貫して携わることもあります。

菊地私はデジタル事業ユニットという部署でSDGsに携わる業務や、テレビを生かして新しい価値を創り出す事業の開発などを担当しています。入社2年目です。ちなみに1年目は岡山本社で報道記者として、警察司法や地域のイベントなどの取材とともに、島での取材も経験しました。

みなさんと島との繋がりを教えてください。

菊地入社2年目ということもあって、お2人のように島に関わる業務に深く携われているわけではありませんが、瀬戸内の島が好きすぎてこの岡山・香川エリアで勤務したいと思い入社したので、いつか必ず島に関わる仕事をするぞ!という野望を常に持っています(笑)

大阪出身だもんね。島が好きだからという理由で入社する人ってなかなかいないよね(笑)

菊地そうかもしれないですね(笑)
学生時代は芸術系の大学に通っていたこともあって、瀬戸内国際芸術祭をきっかけに島に興味を持ちました。そこからご縁あって2年くらい島暮らしをさせていただいていたので、こっちで就職するのは案外自然な流れだったかもしれません。
野口さんも神奈川県ご出身ですが、島に興味を持ったのは何がきっかけだったんですか?

野口私は大学生の時に瀬戸内国際芸術祭に行く機会があり、そこですごい衝撃を受けたのを覚えています。自分が知っている美術館じゃない!自然と現代アートが融合している!っていう感じで、価値観がそこでガラッと変わったんです。島の方もとってもチャーミングで、気さくに話し掛けてくださったのも印象的で。

菊地わかります!島全体の雰囲気に飲み込まれるというか包まれるというか、まちでの生活では感じたことの無いような温かさがありますよね。

野口そうなんです、島含め香川県ってすごく心地のいい場所なんだなということを知って、自分もこの魅力をもっとたくさんの人に伝えたいと思って就活をしていました。ご縁があって今の会社に入社して、最初は瀬戸内国際芸術祭をリポートして伝えることが目標でしたね。

野口さんも菊地さんも瀬戸内国際芸術祭が大きなきっかけになっているんですね。

野口林さんは岡山県出身ということですが、小さいころから島に行く機会は多かったんですか?

それが全くなくて…

野口・菊地えーーー!もったいない!!島の近くに住んでいるのに!

一番はじめの島の記憶と言えば、大学生のころ夏合宿で小豆島に行ったことですね。大人になって、仕事を通じて島とかかわりを深めていく中で島の魅力に気づきました。今はラジオと連携したブログで島の情報を発信していくことで、岡山・香川エリアの人たちにももっと島に足を運んでもらえるようにしたいなって思っています。

島での出会いを紡いでいく

島はフェリーに乗っていかなければならない分、情報を集めるのも大変かとも思うのですが、どのように取材していますか?

今はもう、インターネットで検索するとある程度の情報は得られる時代じゃないですか。それに加えて、観光協会とかも年間行事のスケジュールを出してくれていたりして。
それらをもとに取材に行くこともありますが、その先の深い情報を得ようと思ったら、やはり島の方との「出会い」がきっかけになることが多いです。

野口私もそう考えると、「出会い」をきっかけに情報をいただいていることが多いように思います。島に行って、島の方とお話しして、そこで繋がりができて他の人とも繋げてもらえるような。

菊地島ってご縁に溢れているんですね…!

そうそう。それにやっぱり小豆島って島とはいえ大きいから、地区によって文化が違ったりそれぞれの伝統が残っていたりするので、それを深く知っていくためにはやっぱり足を運んで人に話を聞かなきゃわからない部分もたくさんあります。

菊地人口の比較的少ない島という場所で、島民と繋がって情報を集めていくことってかなり難しいスキルなのかなって思うんですけど、習得するコツとかあるんですか?

いやいや、今でも難しいよ(笑)まだまだ島で信頼関係を築いている途中だし。
ありがたいことに声をかけてくれる方がいるからなんとかやっていけてるけど、まだ全然行けていない地区もあるし。

野口私もほんとは島の全員と仲良くなりたいのだけど、やっぱり難しさはありますよね。
でも、取材して編集したニュースを放送したときに島の方から「ナイス編集!」とか「きょうもいい感じでした◎」とか連絡をもらえたりすると私もうれしいし、そこからまた「次にこういうイベントが島であるからニュースでどう?」みたいに繋げてもらえることもあります。

みなさんの今後の目標を教えてください。

野口私は50年後くらいに島の名物おばあちゃんみたいな存在になりたいですね。
島でアイスクリーム売りながら、観光客に「ここ行ったんか?あそこはな、景色がな、きれいでな、わしも昔よく……」みたいなことを何回も言うような(笑)

島のとある場所に行ったらいつもいるおばあちゃんみたいな存在ね。

野口そうです!でもそのためには、島が維持されていないといけないし、足を運んでくれる観光客がいないといけないし、50年後に繋げていくために守っていかないといけない島の大切な部分ってたくさんあると思うんです。

確かに、今ある有人島がちゃんと有人島のまま維持されていけばいいなと思います。
人口が減少していく時代の中で、あえて島に住むっていう人が少なくなっているというのは割合的にはしょうがないことだとは思うけど、香川県の多様な島の文化とか暮らしって大事な資源のひとつだと思うんですよね。規模とか形は変わっていくとは思うんですけど、香川県に島というカルチャーがあるということは残し続けていきたいよね。

菊地そうですよね、島によって文化も生活も違う面白さがあるので、その一つひとつをアーカイブしていきたいですよね。
あとは、瀬戸内の島々の魅力をたくさんの人に知ってもらって、私たちみたいな「島好き」の人をもっとたくさん増やしていきたいです。
やっぱり同世代の話とか聞いていると、東京とか都会に出たい人が多いというか、便利な暮らしが当たり前になっているので、島とか、自然が多いけれどちょっと不便なところにあえて住んだり、足を運んだりすることの良さというか趣みたいなものってなかなか伝わりづらいと思うんです。

野口私もずっと関東だったから、ここに来るまで「瀬戸内海」っていう選択肢を知らなかったですもん。都市部に住んでいると島と出会う機会がなかなかないからこそ、こんなにも美しい景色があって、こんなに魅力的な人がたくさんいて、こんな開放的な気持ちで毎日過ごせるんだよっていうことを、他のエリアに住む人にも知ってもらって、足を運ぶきっかけを作っていきたいですよね。

将来的に島の人口が減ってしまうとしても、島外の人がずっと興味を持ち続けてくれるような状況が続くといいなとも思います。住むことはいろいろな事情で難しいけれど、島を維持していくためのサポートを何らかの形で続けていけるようなしくみを作りたいですよね。

この思いを語ってくれた
人たちが働く会社

その他の取組み

仲間を育む環境づくり

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