地域と一緒に作る、
唯一無二の音楽イベント

高松の商店街に全国のアーティストが集結!
地域密着型ライブサーキット「サヌキロック」

鍛治 匠

エフエム香川
制作技術部

2020年入社

鍛治 匠

出身地:大阪府

野沢 直弘

株式会社丸新果物商店
代表取締役

野沢 直弘

岩川 雄大

株式会社デューク
制作部

岩川 雄大

【事業紹介】
「SANUKI ROCK COLOSSEUM(サヌキロックコロシアム)」(以下「サヌキロック」)は、2010年に始まった、高松中央商店街周辺のライブハウスを会場としたライブサーキットイベント。2025年3月15日・16日に開催され、2日間で122組のアーティストが参加、のべ約4,000人の観客が高松中央商店街に集結しました。

商店街を舞台としたライブサーキットイベント

サヌキロックコロシアムとはどんなイベントですか?

岩川高松中央商店街周辺にある複数のライブハウスを会場として開催されるライブサーキットイベントです。毎年3月の土日に2日間開催して、全国から集まった多彩なアーティストのライブを楽しめるだけでなく、グッズの物販や商店街のお店とコラボしたメニューなども楽しみに来てくれるお客さまが多いですね。

鍛治サブタイトルに「-MONSTER baSH×I♡RADIO 786-」とあるように、サヌキロックの先にモンスターバッシュという中四国最大級の野外音楽フェスがあるのも特徴ですよね。エフエム香川も、2010年の初回からデュークさんと一緒にやらせてもらっています。イベント前には、エフエム香川の番組に参加アーティストをお呼びして告知や特設ステージを当日設け、公開生放送やトークライブでイベントを盛り上げています。

サヌキロックが始まった経緯を教えてください。

岩川2010年が第1回だったんですが、そのきっかけは四星球(スーシンチュウ)というバンドなんです。四星球が全国津々浦々いろんな場所でライブをするなかで、「高松って商店街の近くにいっぱいライブハウスがあるから、サーキットイベントをやったら楽しいんじゃない」と提案してくれたんです。

鍛治確かに高松の商店街には、ライブハウスがたくさんありますよね。

岩川そうなんですよね。デュークとしてもそのことには気づいていたけど、サーキット型のイベントは考えていなかったから、四星球の提案がなかったら、今のサヌキロックはなかったかもしれない。

野沢でも最初に話を聞いたときは、面白そうではあるけど本当に地方の商店街で成立するのか、お客さまが来てくれるのかって、実際のところ思っていましたけどね。(笑)

岩川それはうちも思っていました。(笑) 高松って人口も少ないし、アーティストも来るのが大変だし、成り立つのかなっていう不安はちょっとあったけど、一回やってみようと。それで、大衆に届けるメディアの力が必要だということでエフエム香川さんの力を借りて、会場となる商店街にも協力していただいて、三者で盛り上げていこうと。

野沢実際やってみたらお客さまがいっぱい来てくれたし、参加アーティストも豪華だし。当時ほとんどシャッター街みたいになっていたこの商店街に、こんなに人が歩いているの、久々に見たなって感動したのを覚えていますね。

ライブ以外の楽しみも。まだまだ進化するサヌキロック。

商店街の店とのコラボメニューも話題ですね。

野沢さっき最初は半信半疑やったと言ったけど、でもまあこういうイベントがあるなら何か店としても一緒にやりたいと思って、イベントのリストバンドを付けて来店したお客さまにはドリンク割引などのサービスをしていました。あとは、サヌキロックの発起人である四星球とコラボした四星シューというシュークリームを作ったり。

鍛治四星シュー、毎回大人気なんですよ。

岩川野沢さんは初回から積極的にサヌキロックに絡んでくれて、本当にありがたかったですね。ほかにも協力的なお店が多くて。商店街に机を30卓も並べて物販したりできないですよね。

野沢そうなん?

鍛治そうですよ。ライブハウスの前だけ、出番が終わったあと30分だけならあるけど。

岩川サヌキロックの場合は朝から夜まで物販をしていて、その机が商店街にずらっと並んでいますからね。

鍛治圧巻ですよね。そのおかげで、イベントのことを知らずに通りかかった人も気に入ったグッズがあったら手に取ってみたり、アーティストとの会話が発生したり。

野沢商店街の人間からしたら、年々人通りが少なくなっていた商店街にこの2日間は、すごい人が来てくれる、それがすごくうれしかったですよ。物販ぐらい全然やってくれて構わんので。(笑)

続けてきたことによる変化はありましたか?

岩川2025年で16年目になるんですが、サヌキロックってすべての入口になっているなと感じています。サヌキロックには瓦町駅の地下に特設の無料ステージがあるんですが、最初はその地下の無料ステージに出演したバンドが、次は有料のライブハウスになり、その次はサヌキロックで一番大きいライブハウスになり、それからワンマンライブで香川に来るようになって次はモンスターバッシュに出演するみたいな。

鍛治そのようなアーティストが何組もいますよね。いまだにインタビューするとサヌキロックの話が出てくる方もいます。「あんなに商店街全部がお祭りムードで盛り上がっているイベントはほかにないから、すごく印象に残っている」って。

野沢商店街にも、正直最初はあまり関心のない店も多かったけど、回を重ねるごとに関わり方が積極的になっていったと思う。

鍛治2025年はコラボ商品の幅もすごく広がりましたよね。

岩川それまでは飲食店でコラボメニューを作っていただいたけど、2025年にはじめてコラボグッズが出たよね。はんこ屋さんがアーティストのロゴのはんこを作ったり。

鍛治何十本も作ったのに完売したんですよね。

野沢あと、花屋さんが苔で古墳を作るワークショップをしたり。あれはコラボしたアーティスト本人も参加したって聞いたけど。

鍛治そうなんです。エフエム香川の特設ステージでも披露して、盛り上がっていましたよ。

野沢サヌキロックに関わりたいから商店街に店を出したっていう人もいますからね。長く続けてきたからこそ、じわじわと影響が広がって、イベント自体も進化してきた感じですよね。

地元のお祭りのような、商店街の風物詩に

高松にサヌキロックがあってよかったと思うことは?

鍛治地域密着のメディアとして、こうやって地元の企業の方々と一緒にまちを盛り上げる活動に関われているのは純粋にうれしいです。協賛企業も年々増えていて、それもやっぱり長く続いていて毎回若者を中心にお客さまがたくさん来るっていう実績があるからだなって。

岩川2025年は2日間で122組のアーティストが出演しているんですが、はじめて四国に来たという声もたくさん聞きました。サヌキロックは会場となるライブハウスのキャパもさまざまだし、地下の無料ライブみたいなものもあって、アーティストが自分たちに合った空間でライブができる。だからこそ参加しやすくて、はじめて四国に来るきっかけを作られるイベントなんだなと感じています。

野沢商店街って、おみこし担いで屋台が出てみたいな地元の祭りがないんですけど、サヌキロックがそういう祭りみたいな存在になればいいなって。

鍛治それ素敵ですね。

野沢というのも数年前、あるアーティストがうちの店でライブをしているとき、小さい女の子がその横で音楽に合わせて踊り出したことがあったんです。それを見てすごくいい風景だなと思って。今年は自分の子どもを地下の無料ライブに連れて行きました。子どもたちが大きくなって、たとえば大学とかで県外の子と話すときに、「自分の地元には祭りはないけどサヌキロックはずっとあったよ」って言えたらいいなと思っています。

この高松で、商店街のみなさんと一緒に育ててきたからこそ、今の形になったんですね

鍛治そうですね。毎年、商店街の方のコメントをたくさん録って、イベント前にエフエム香川で何度も放送するんですけど、あるお店の店主がコメントしてくれるんですよ。「サヌキロックの2日間は、人であふれかえっていた昔の商店街に戻ったようでうれしい」って。

野沢僕らの子ども世代はがらんとした商店街が日常で、サヌキロックの2日間はお祭りみたいで特別だし、逆に僕らの親世代からしたらそのイベントの2日間こそが昔の自分たちが知っている商店街の姿なんですよ。

鍛治そういう、両方の世代がワクワクできるって、すごく良いイベントだと思います。それにサヌキロックって、ただ会場として商店街を提供してもらっているだけじゃないですよね。お店の方々も協力的で一緒に盛り上げてくれる、それがほかの地域にはない、サヌキロックならではのストロングポイントだと思う。だからこそ一人でも多くのお客さまに商店街に来てほしいし、商店街の人にもサヌキロックがあってよかったと思ってほしいですね。

岩川サヌキロックが商店街の風物詩みたいになるといいよね。あって当たり前のもの。サヌキロックには「街とラジオと音楽と “街ごとライブサーキット”」っていうコピーもあるけど、ただの音楽イベントじゃなく、デュークというイベンター、エフエム香川というメディア、そして商店街の三者が一緒になって行うイベントだからこそ、まだまだ大きく広がっていけるんじゃないのかなって思いますね。

鍛治サヌキロックが続いていくことで、地元アーティストのチャンスも増えますよね。

岩川それはもちろんそう。それにこの2日間は、チケットを持っていない人も商店街に来たら音楽に触れる機会がたくさんある。そういうなかで自分も音楽をやりたいなと思う人が増えたらいいし、聞きに来てくれるお客さまも、いろんな音楽に触れて好きなバンドが増えたらいいなって。

鍛治音楽を軸に様々な出会いや新しい発想が生まれて、どんどん進化していけたらいいですね。

この思いを語ってくれた
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