人の手による作業をAIで自動化
野球中継にもっとデジタルを

BSOカウント自動表示プログラムを作成した 山田 斉さん

山田 大

D-yorozu(ディーヨロズ)

CTO

山田 斉 さん

野球中継のカウント表示を自動化

香川高専詫間キャンパス専攻科に在学中の2022年、高校野球ライブ配信の「ボール・ストライク・アウト(BSOカウント)」表示を自動化するプログラムを作りました。その方法は、球場のスコアボードを撮影し、その画像をAIに学習させるというもので、2023年の香川県大会のライブ配信ではじめて実装されます。香川大会の全試合のスコアボードを撮影して学習させるのは大変でしたが、当時の研究室の後輩たちにも手伝ってもらって多くのデータを集めることができました。また、実装後はKSBのスタッフの方が使うので、シンプルで使いやすい画面にするなど操作性にも配慮して作りました。

2022年の香川県大会で行ったデータ収集作業の様子

社会の困りごとをデジタルで解決したい

高専で学んだディープラーニングの技術を使って地域の困りごとを解決したいと思い、在学中の2023年1月、同級生と一緒に起業しました。世の中にはアナログ=人の手に頼っている仕事がたくさんありますが、僕たちは単調な作業にこそデジタルの力を使ってほしいと思っています。でも一方で、単調な作業を機械にさせようと考える人は、まだ多くはないとも感じています。野球のBSOカウントも、KSBでは元々は人間が手で入力するという単調な作業でした。しかも高校野球の中継って一年のうちの約半月ほどしかないんですよね。そういう継続性のないものも、デジタル化が検討されにくい事案の一つ。こういったことに少しずつデジタルを取り入れていくことで、仕事や暮らしはもっと豊かで便利になると思っています。

D-yorozu CEOの柏原悠人さんと

自分たちの技術が誰かの役に立つ

これまでにも多くの開発に携わってきましたが、それが実際の社会で、しかも継続的に使用されるのはこのBSOカウントのプログラムがはじめてなんです。データ収集から実装役に立ち続けると思うとうれしいですね。同時に、今回の経験を通していろいろな気付きも得られたので、それを今後の開発に生かしていきたいです。そして将来的には、起業前から取り組みたいと思っている農業分野での開発にもチャレンジしていければと思います。

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