一人ひとりの
安全意識向上のためには
地道な啓発活動を
続けることが大切

十河 昌司

香川県危機管理総局くらし安全安心課
交通安全推進グループ

課長補佐

十河 昌司 さん

交通ルールに不慣れな入学したばかりの子どもたち

くらし安全安心課では、交通安全をはじめ生活のさまざまな場面における県民のみなさんの安全安心のため、警察などと協力して啓発活動などに取り組んでいます。
とくに春は、入学式が行われる4月上旬から中旬にかけて、毎年、新入学(園)児を守るための交通安全運動を実施しています。小学校に上がったばかりのお子さんはひとりで道を歩くという経験自体が少ないですよね。保護者の方が一緒に歩いて通学路の危ない場所を確認したり、ご家庭で交通安全について話し合ったりする機会を設けていただき、まずは交通ルールに不慣れな子どもたちを守る行動をとってもらえたらと思います。KSB作成の「黄色いカード」には、「さぬき弁交通安全川柳コンテスト」の優秀作品の一部が載っているので、これもぜひ活用していただければと思います。

2023年4月に香川県の新入学小学生に配布した黄色い下敷き。交通安全標語をイラストとともに紹介しています。

横断中の歩行者を守るために

香川県は人口10万人あたりの交通事故死者数がワースト1位になったこともあるなど、残念ながら交通死亡事故の多い地域と言えます。交通事故による死者の多くは高齢者で、2022年でいえば県内の交通事故による死者数35人のうち24人、約69%が高齢者でした。この35人のうち15人が歩行者で、そのうち9人は道路横断中の事故。9人全員が高齢者です。こうしたデータから、私たちは横断中の歩行者保護にも力を入れています。

2022年は、お笑い芸人のCOWCOWさん出演の動画による啓発や、高齢者向けの交通安全教室、街頭キャンペーンのほか、「歩行者ファーストかがわ」という交通安全キャンペーンも実施しました。こうした活動が少しでも安全意識の向上につながり、交通死亡事故がゼロに近づくきっかけになることを願っています。

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