イベントをきっかけに
小豆島に足を運んで
島の魅力を肌で感じてほしい

美しい風景と沿道の声援が走る力に

2023年1月、KSBと土庄町が主催する瀬戸内海タートル・フルマラソン全国大会を約3年ぶりに開催することができました。開催時期を例年の11月から1月末に変更したのですが、実際に走った方の反応は上々だったと聞いています。例年は紅葉のきれいなシーズンですが、冬は冬で空気が澄んでいて、とくに島の北側の多島美や対岸の岡山の景色が素晴らしかったという声もありました。私自身、約10年ぶりに10kmのコースを走ったのですが、景色の美しさはもちろん、沿道の方の声援の温かさにも励まされましたね。

町民も楽しみにしているマラソン大会

40年以上続くこの大会は、毎年のように参加してくれるランナーの方も多くいます。それは、瀬戸内の島という特別な場所を走る体験もさることながら、ボランティアスタッフの温かいおもてなしが心をつかんでいるからだと思います。とくに商工会青年部によるそうめんのお接待は人気ですね。また、ランナーだけではなく町民も大会を楽しみにしています。小豆島にたくさんの人が来てくれて、町全体がにぎわいを見せる特別な日。沿道にたくさんの町民が出て声援を送る姿は、土庄町の風物詩の一つになっています。

イベントをきっかけに島の魅力を知ってほしい

マラソンに限らず、イベントはたくさんの方に島に足を運んでもらう大切な機会です。そのため、それぞれのイベントで誘客や持続可能な運営方法を考えていかなければいけないと思っています。実際に島に来ることでその魅力を感じてもらい、2回、3回と繰り返し訪れて、その結果ここに住みたいと思ってもらえるとうれしいですね。土庄町には毎年200人ほどの方が移住してこられますが、そのなかには観光で訪れたことをきっかけに小豆島が好きになったという人も多くいます。これからも魅力あるイベントを実施することで多くの方に小豆島に来ていただき、その素晴らしさを肌で感じてもらえたらと思います。