心理的安全性の
確保された環境が
イノベーションの
土壌となる

小林 芳子

株式会社Y'sディスカヴァー

代表取締役/エグゼクティブコーチ

小林 芳子 さん

気づきと行動を促し、答えを出すための後押しをする

「コーチングとは何か」という問いに対する答えは、解釈によっていろいろあると思いますが、私は「相手の持っている力を他者との関わりのなかで解放していくプロセス」だと考えています。人って、一人でももちろんいろんなことを考えて行動できるんですが、誰かと話したりサポートを受けたりするなかで新たな発見や変化が生まれることもありますよね。コーチというのは、相手(クライアント)と効果的に関わって気づきや行動を促し、答えを出す後押しをする人。そういう意味でコーチングは、コミュニケーションやパートナーシップの一つともいえると思います。

社内にコーチが増えることで心理的安全性が高まる基盤となる

たとえば会社でのミーティングなどで自由な発言を求められても、「こんなこと言ってもいいのかな」「みんなにどう思われるだろう」と思うとなかなか発言できない、ということもありますよね。もしかしたらいいアイデアを持っているかもしれないのに、それを阻害する感情がある。コーチングには、そうしたインターフェアランス(障害)を取り除くという一面もあります。1対1の対話を通して行動を妨げている原因を探し、整理して、相手が持っているポテンシャルを引き出していくんです。1対1で安心して自分の考えを話せる場所があると、心理的安全性が高まる基盤としての信頼関係が構築され、その結果として個のパフォーマンスも上がっていくと思います。コーチングにおいて、成果を出すための公式として「パフォーマンス(発揮される力)=ポテンシャル(持っている能力)-インターフェアランス(障害)」という概念があるのですが、まさに、心理的安全性によりPark KSB内の持っている能力を解放していくことにつながる、ということですね。

組織開発としてのコーチングプロジェクト

この心理的安全性というのが重要なんです。心理的安全性が高まった結果、社員一人ひとりがお互いに自発的に関わることができれば、個々のポテンシャルを発揮してビジネスパーソンとしてやりたいことにチャレンジできる。その結果、個人としても会社としても成長し、イノベーションを起こすことができる。Park KSBでは組織開発の一環としてコーチングプロジェクトが行われていますが、それは企業として今後の成長やイノベーションの必要性について本当に真面目に考えて取り組んでいらっしゃるからだと思います。

社員自らが育んでいく会社の文化、そして風土

KSBさんとは、コーチとしてかかわらせていただき、もう15年ほどのお付き合いになりますが、「場づくり」というものを非常に大切にされているなと感じます。高松本社のお庭が象徴的だと思います。現社屋もですが、以前の社屋にも素敵なお庭がありましたよね。グループの社員がどういう風に働き、関わり合い、成長していってほしいかという企業トップの思いがあって、それを実現するための場としてのお庭があり、組織開発があるんだと思います。組織開発も、何か大きいプロジェクトを1回やって終わりではなく、メンバーを入れ替えながら長いスパンで取り組まれている。そうすることで、会社の文化や風土をグループ全体で育んでいこうとされているのを感じます。第1期のコーチングプロジェクトを受けたみなさんが、社内コーチとしての取り組みを自発的にスタートさせていると聞いています。その動き自体が心理的安全性の高い組織づくりそのものですし、サポートする側の人間としては、こうして実践につながっていることをとてもうれしく思っています。

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