Park KSBの組織開発
(コーチングプロジェクト)

忙しい時こそ30分のコーチングで頭の整理。
安心して話せるコミュニケーション環境を根付かせたい。

松木 福子

KSB 経営管理U

2007年入社

岡本 耕平

出身地:岡山県

野口 真菜

ウィザード 総務部

2014年中途入社

稲澤 香

出身地:香川県

村主 直人

KSBマーケティング・セールス
岡山本社営業U

2014年中途入社

大橋 諒子

出身地:岡山県

Park KSBのコーチング制度は、社員コーチを育てることから始まった。

「コーチング」って何ですか?

岡本「コーチング」とはコーチがクライアントと呼ばれるコーチング対象者と対話しながら、目標や課題解決に向けて一緒に考えることです。そうしてクライアントが自分なりの答えをつくりだせることを目的としています。

稲澤上司が部下を指導するような「ティーチング」とは異なるコミュニケーション技術だよね。

岡本Park KSBでは「コーチング」を社員の能力開発のために取り入れようと、2021年にプロジェクトがスタートしました。僕らはその社内コーチ1期生として参加しました。

大橋私も参加する時、コーチングのスキルを身に付ければ、仕事や社内コミュニケーションの活性化に役立ちそうと思いました。

社内コーチ1期生として、これまでどのようなことをしましたか

岡本僕らも最初はコーチングのことをよく知らなかったので、半年間の研修でプロから理論や技術を教わったり、クライアントになってコーチングを受けたりしました。

大橋研修では指導そのものより「気付きの共有」に重きがあったと感じます。月1回の勉強会ではメンバーがお互いに気付いたことを話し合い、プロジェクトメンバー同士でペアを作って1対1でコーチング練習をしたこともありました。

プロジェクトにはどんな人が参加していますか。

岡本1期生は岡山・香川で働いている20~40代を中心に、部署も会社も異なる9人のメンバーで構成しています。

稲澤会社で見たことはあるけれど話したことのない人もいたので、研修の時に仲良くなれてうれしかったです。

大橋コーチング研修で自然と横のつながりができて、グループの人がどういう仕事をしているかお互いに知る機会にもなりましたよね。

認める文化があたりまえになれば、もっと仕事がしやすくなる。

半年間のコーチング研修を受けた感想を教えてください。

岡本僕としてはコーチング研修でクライアントの行動を承認する意識が持てたことがよかったです。承認というのは「すごいですね」「よかったですね」といった声掛けです。誰かを認める習慣をつくることは、コーチングだけじゃなく普段の業務にも効果がありました。周りの人は「自分は認められている」と分かればモチベーションが上がるし、その結果お互いに仕事がしやすくなりました。

稲澤誰かを認めたり褒めたりすることって、これまでの組織文化としてはなかったような気がする。これから根付かせたいよね。

大橋コーチングの先生も、怒られることに慣れると褒めることが苦手になってしまうとおっしゃっていました。社員同士がお互いに認め合い気持ちよく仕事ができるなら、それは職場にとっても大事だと思いました。

言葉にして認めることが大事ですね。コーチングは他にどんなメリットがありそうですか。

稲澤個人の課題解決につながることと、心理的安全性が高まることです。安心して働ける職場であれば、モチベーションが上がってパフォーマンスを発揮しやすくなります。

大橋仕事では答えがない課題に悩むことが多いですが、コーチと一緒に考えればゴチャゴチャした頭の中を整理できますし、目的が明確になればやる気も出やすいと思います。

焦りや不安も、頭の中を整理できればスッキリする。

実際にコーチングを体験したことで何か仕事に役立ったことはありますか。

大橋偶然ですが、私はコーチング研修中が入社して1番忙しい時期でした。今まで経験したことがない大規模な展覧会の業務に追われて、焦りや不安を抱えていました。そんな中でのコーチングは私にとって頭の中を整理する場となりました。
大きな壁にぶつかって悩んでいても、コーチと30分話しただけで「あれ?大したことじゃなかったかも」と考え直せるようになったり、やるべきことが明確になったりしました。
月1回のコーチングが「あれもこれもしなくちゃ」と追い詰められた自分をうまく引っ張ってくれた気がします。

稲澤私も自分が何にモヤモヤしているか、どう立ち振る舞えばいいのか、コーチングを受けて分かるようになった。私がしている総務の仕事って成果が分かりにくいし、売り上げみたいな数値で見えることもないから、無意識に自分の存在意義が分からなくなっていたんだなって思ったし、周りにも似た人がいるかもって考えるようになった。
私がいるウィザードは映像制作を中心としているけど、全ての社員がディレクターのように脚光を浴びる役割ではないから、「カメラマンや音声マンはどうやってモチベーションを保っているのだろうか」と気になるようになった。

社内コーチは上司や大先輩の担当になることも。「コーチングの時間があってよかった」と思ってもらいたい。

研修を終えて、次は社内コーチとしてのデビューですね。

稲澤そうですね。私たち1期生9人でいきなり全部署を担当するのは難しいので、まずは報道にいるコーチングを受けたい社員(クライアント)を対象に実施します。先日希望者を募ったところ、16人から返事がありました。これからコーチングを受けてよかったと思ってもらえるように頑張りたいです。

コーチとクライアントのペアは決まっていますか

大橋はい。クライアントにはどのコーチを希望するのか選んでもらいました。私は元営業の人を担当します。

稲澤私は同じ会社の人。

岡本僕は…大先輩のコーチになります。

稲澤すごい!大先輩からのご指名!

大橋いろいろな組み合わせがあって、元から話しやすい人同士であるとは限らないですよね。もしかしたらコーチとクライアントで大切なのは、はじめに上司や部下といった立場をとっぱらうことかもしれませんね。

コーチングの時間だけは会社での立場をとっぱらうって斬新ですね。新しいことをやることに対して不安はありませんか。

稲澤半年も研修を受けさせてもらった分、何かしら効果を出さなければとは思っています。2人はこれからコーチをするにあたりどんな気持ち?

大橋私としては、報道の人が仕事にどんな思いを持っているか知りたいし、そこから営業と報道がうまく連携していくためのヒントが見つかればとも思っています。でも効果が出たかどうかって何を基準に決めればいいのでしょうね。

岡本例えば社員アンケートで、会社に対する愛着心や信頼関係を数値で表してもらう方法などあるけど、コーチングの秘密厳守に反してはいけないよね。

目に見える効果は分からないかもしれませんね。しかしコーチングをすることでPark KSB全体にどんな影響や環境が生まれてほしいですか?

稲澤「ちょっと業務を離れて、コーチングのような時間が持ててすごくよかった」とPark KSBのみんなに思ってもらえたらうれしいです。

大橋仕事の課題はいろいろあるけれど、1人で耐えず誰かと一緒に乗り越えていけるような集団になれば、きっと仕事も楽しくなるしハッピーになります。私たちのコーチングがそういう力に結び付いてほしいです。Park KSBとしてコーチング環境ができることはありがたいですし、それによってみんなが同じ方向を向いて頑張れるようにしていきたいなって思います。

岡本僕が半年間研修を受けてよかったのは、コーチからいろんな質問をされる中で自分の潜在的な意識が言語化して「あ、自分はこんなことを思っていたんだ」とハッとできたことです。今度は自分がコーチとして、クライアントに同じような経験をしてもらいたいです。

稲澤話をするだけでもスッキリするって言うよね。コーチングは忙しい時こそ意味があると思うから、30分だけでも時間を取れるようにしたい。もし素直に話すと批判されそうで不安と思っている人がいるなら、たまたまそういった受け皿がなかったのかもしれない。「ここでは何を言っても大丈夫」と安心できる環境をまずは用意してあげたいです。

コーチングによって誰もが安心して話せる時間を持てて、成長や仕事に生かせる環境がPark KSBに根付くといいですね。ありがとうございました。

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